8月19日よりスイス・バーゼルで開幕した『第25回世界選手権』。大会3日目の21日は、各種目の2回戦が行なわれている。ここでは、女子ダブルスの米元小春/田中志穂、松本麻佑/永原和可那の試合をレポートする。
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タイOPで優勝を果たしている米元/田中は、その好調さを感じさせるプレーで、世界ランキング41位のインドペアに21-8、21-18のストレートで快勝した。
それでも中盤以降にリードを許した第2ゲームについて、「シャトルが飛ぶコートで、それをうまくコントロールできていなかった」(田中)と反省も忘れず。次の3回戦を勝てば、松本/永原との日本代表対決となる可能性もあるが、「特にそこは意識しない。一戦一戦が私たちにとって大事になる」とまずは次戦を見据えて準備する。
第1シードの松本/永原は、世界ランキング25位のオランダペアに付け入るスキを与えず、21-9、21-6。30分の快勝だった。
昨年のデンマークOPで敗れている相手ということもあり、「しっかりビデオで分析してきた」と松本。初戦でも「思ったより緊張しなかった」(松本)、「すでにミックスダブルスを2試合しているので、十分に体が動いていていいパフォーマンスができた」(永原)と、終始落ち着いたプレーで、試合を進めた。
男子ダブルスでは、世界ナンバーワンに君臨するギデオン/スカムルヨが初戦敗退と波乱があったが、「同じ1位ということで意識するということはないけれど、下位の選手も強い選手に勝ちたくてやっている。迎えうつくらいの気持ちでいきたい」(松本)と次戦以降へ気を引き締めた。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳