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【世界選手権2019】園田&嘉村は3回戦へ。遠藤&渡辺は「悔しい」敗戦<男子ダブルス>

8月19日よりスイス・バーゼルで開幕した世界ナンバーワンを決める『第25回世界選手権』。大会3日目の21日は、各種目の2回戦が行なわれた。ここでは、男子ダブルスの園田啓吾/嘉村健士、遠藤大由/渡辺勇大の試合をレポートする。

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園田/嘉村は、世界ランキング27位のイワノフ/ソゾノフ(ロシア)と対戦。ランキングでは4位のソノカムが上にいるものの、対戦成績はこれまで1勝3敗と負け越しており、「厳しい戦いになると思っていた」と嘉村が語ったように接戦となった。

第1ゲームを21-12で先取したものの、第2ゲームはリードを許す展開。ドライブ戦で先手を取り、19-19まで追いついたが、「今日に関しては自分の制球が悪かった」と振り返った嘉村のショットにミスが出て第2ゲームを失った。

それでも、ファイナルは序盤から園田のスマッシュで得点すると、二人で気持ちを前面に出してプレー。序盤の競り合いを抜け出して、難しい初戦を乗り切った。
「いろんな失敗をして、その中で勝つことができたので、次につながった。次はもう少しいいプレーができるように頑張りたい」(嘉村)と次戦への意気込みを語っている。

第5シードの遠藤/渡辺は、ドイツのラムスフス/エミル・ザイデルにファイナルの接戦の末にに敗退。186センチと190センチの長身から放たれる攻撃的なスマッシュも強力だったが、ドイツペアを応援するアウェーの雰囲気の中、なかなか自分たちの流れに持ち込みきれなかった。

「練習してきたことが出せず、勇大が動きにくい展開になってしまった。敗因のほとんどは自分のせいだと思っています」と遠藤。「五輪レースということもありますが、自分にとってラストの世界選手権。少し楽しみにしていたので単純に残念という気持ちしかない」(遠藤)と試合後に語ったが、その思いの強さが硬さにつながったのかもしれない。

「もちろん悔しいですけど、いつまでも引きずっているわけにはいかないので、次に向けて進まなければならないと思っています」と渡辺はきっぱりと話し、前を向いた。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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