8月19日に開幕した第25回世界選手権(スイス・バーゼル)。大会初日は各種目の1回戦が行なわれ、世界の頂点をめざす日本代表選手らが登場した。ここでは、戦いを終えた選手たちのコメントを紹介しよう。
◆放送予定
MS:桃田賢斗
1回戦:ファム・カオクン(ベトナム)に2−0で勝利
試合前は、すごく緊張しましたが、コートに入ってみたら体が動いていたし、キレもよくて手応えがありました。(大会は)一発勝負なので、最初からスピードを上げていきました。多分、強打を打っていかなくても勝つことはできたと思いますが、そうするとスピードの遅いプレーばかりになってしまうので、攻めるところは攻める、つなぐところはつなぐプレーができたと思います。
ネット前への踏み込みは、相手のヘアピンを高い位置で取れていたのでよかったと思いますが、後ろに追いやる球が第2ゲームの後半に甘くなったのは修正したいです。地元の子どもたちの応援は、聞こえていましたし、うれしかったです。ホームのような雰囲気でプレーできました。
XD:保木卓朗(左)/永原和可那
1回戦:ホール/マクフェルソン(スコットランド)に2−0で勝利
保木 最初は緊張しましたが、後半は自分たちのいい形を出せたのでよかったです。会場の感触は、練習では少しシャトルが速い印象でしたが、試合に入ってみるとそこまで速くなく、やりやすいイメージです。初戦がミックスダブルスだと、男子ダブルスの初戦で緊張せずに入れます。男子ダブルスでは前衛だけど、ミックスだと後衛で(強打を自分で)打っていかなければならないので、男子ダブルスで(後衛に回ったときに)生かせます。
永原 私も最初は緊張しましたが、互いに緊張をほぐし合いながら、楽しくできました。シャトルは、最初の3分間練習で「(前日までの)練習より飛ばない」と感じました。互いに男子ダブルス、女子ダブルスが本業だけど、ミックスでも試合になれば勝ちたい。できることをやっていければよいと思います。結果としてはベスト8が目標だけど、最近はなかなか1回戦も突破できていなかったし、次の相手も格上なので(先を見ずに)次を突破していければと思います。
取材・構成/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO
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MS=男子シングルス、WS=女子シングルス、MD=男子ダブルス、WD=女子ダブルス、XD=混合ダブルス