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【熊本IH2019】春の王者・郡司が地元熊本で歓喜のV!2年生でインターハイを制覇!<女子シングルス>

8月5日(月)に大会最終日を迎えた『熊本インターハイ』は、八代トヨオカ地建アリーナ(八代市総合体育館)で、男女シングルス、ダブルスの決勝戦が行なわれた。ここでは地元の期待に応えて郡司莉子(八代白百合学園)が頂点に立った、女子シングルスのダイジェストをお伝えする。

【ダイジェスト】

女子シングルスで最終日に勝ち残ったのは、郡司、宮﨑淳美(埼玉栄)、髙橋美優(青森山田)、内山智尋(ふたば未来学園)の4選手。準決勝では、高校選抜シングルス優勝の郡司が、宮﨑を相手に14本オールのストレート勝ちと、初戦から1ゲームも落とすことなく決勝進出を決めた。髙橋と内山による準決勝もう一試合は、ふたば未来のエース・内山が、髙橋との激戦をファイナルゲーム14本で制して、直前に行なわれたダブルスに続き決勝進出を果たす。

団体、ダブルスで決勝に進出していた内山(ふたば未来学園)。優勝候補の郡司に第1ゲームを奪うなど3年生の意地をみせた

2年生の郡司と、3年生・内山の決勝戦。第1ゲームはネットプレーから自分の攻撃につなげた内山が、中盤以降にリードを広げて17本で先制した。しかし、郡司は「1ゲーム目を取られたときは引いてしまったが、みんなが応援してくれてすごく力になりました」と、2ゲーム目以降は立て直した。会場の声援を背に持ち味の強打を迷いなく打ちはじめた郡司は、第2ゲームを16本で奪い返した。

ファイナルゲームでは、団体・単複の3種目で決勝進出を果たし、今大会18試合目となった内山が、足が止まるなかでも懸命に食らいついてみせる。ただ、最後まで攻めの姿勢を貫く郡司がラリーを制すると、最後は21-17で郡司が振り切った。郡司は地元開催というプレッシャーがかかるなかでも声援を力に変え、2年生でインターハイ女王の座に着いた。

優勝候補のプレッシャーを押しのけて頂点に輝いた郡司(八代白百合学園)

【優勝者コメント】

◇郡司莉子

「1ゲーム目を取られて焦ってしまったが、たくさんの人が応援してくれて楽しんで試合をすることができた。2ゲーム目以降は、自分の最大の武器であるスマッシュを生かして勝ちにいきました。今後はもっとレベルアップをして、連覇をねらえるように頑張りたいです」

【女子シングルス結果(5日)】

▼準決勝

郡司莉子(八代白百合学園)②〔21-14、21-14〕0●宮﨑淳美(埼玉栄)

内山智尋(ふたば未来学園)②〔19-21、21-15、21-14〕0●髙橋美優(青森山田)

▼決勝

郡司莉子②〔17-21、21-16、21-17)1●内山智尋

★女子シングルスの全試合結果(トーナメント)はこちら

★熊本インターハイの熱戦の模様は、8月22日(木)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します。

取材・文/吉井信行

写真/矢野寿明、桜井ひとし

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