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【タイOP】米元&田中が久々の頂点到達!女子ダブルスの層の厚さを示す!<決勝戦>

8月4日に開催されたBWFワールドツアーのタイOP(Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。

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女子ダブルスの米元小春/田中志穂(写真右)、そして混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が決勝に進出した日本代表。第1試合に登場したのは、久々のタイトル奪取をねらう米元/田中。準々決勝で松本麻佑/永原和可那をファイナル勝負で下した中国の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)と激突した。

第1ゲームから、互いに譲らぬ戦いを見せた両ペア。点差はなかなか広がらず、後半まで拮抗した勝負が続いた。すると、16オールとなった場面で米元/田中が先に抜け出す。3連続得点を奪うと、詰め寄る中国を振り切って先制ポイントをつかんだ。第2ゲームは中国ペアが奪ったものの、最終ゲームは6−6から米元/田中が連続得点などで16-7。大量得点で一気にリードすると、最後は21-13で抑えた米元/田中が、2017年のスーパーシリーズファイナル優勝以来となる頂点到達を成し遂げた。

今年の春以降、ケガなどもあり本調子を欠いていた米元(左)/田中が久々の優勝を飾った

第4試合に組まれた混合ダブルスは、渡辺/東野が中国のライバル・王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)との勝負に挑んだ。過去の対戦成績では1勝7敗と大きく負け越している中国ペアに対し、第1ゲームは22-24まで迫った渡辺/東野。なんとか第2ゲームを奪って逆転勝利に望みをつなげたかったが、ここで勝負強さを発揮したのは王懿律/黄東萍。第1ゲームと同じく、互いのスコアが目まぐるしく変わる展開の中で、日本ペアが20-19と先にゲームポイントを奪う。しかし、中国ペアがすぐに同点に持ち込むと、22オールから2連取で勝利。上位大会では3月のインドOP(Super500)、そして前週のジャパンOP(Super750)に続いて3つ目のタイトルを手にしている。

上位大会では全英OP以来となる決勝進出を果たした渡辺(右)/東野だったが、接戦で敗れ準優勝に終わった

この他の種目では、男子シングルスを制したのが周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)。決勝では伍家朗(ン・カロン/香港)と最終ゲームにもつれた戦いを制して優勝を飾った。男子ダブルスは、インド期待のホープ・シェティ/ランキレッディがワールドツアーSuper500を初制覇。中国の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)との接戦をモノにし、男子ダブルスではインド初となるWT制覇を遂げた。

インド期待の星、シェティ(右)/ランキレッディがSuper500初制覇。スーパーシリーズ(2007年)&ワールドツアー(2018年)が始まって以降、男子ダブルスでインド選手が頂点に立ったのは初の快挙

最終試合に組まれた女子シングルスは、地元Vをめざすラチャノック・インタノン(タイ)が、中国の陳雨菲(チェン・ユーフェイ)とセンターコートで対峙。試合は第1ゲームを22-20で制した陳雨菲が、第2ゲームも終盤に抜け出して優勝。3月の全英OPに続き、今季2つ目(Super300も合わせると4つ目)のタイトルをつかみとった。

決勝戦の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

▼決勝(8月4日)

周天成(台湾)②〔21−14、11−21、23−21〕1●伍家朗(香港)67分

【女子シングルス】

▼決勝(8月4日)

陳雨菲(中国)②〔22−20、21−18〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)61分

【男子ダブルス】

▼決勝(8月4日)

シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−19、18−21、21−18〕1●李俊慧/劉雨辰(中国)62分

【女子ダブルス】

▼決勝(8月4日)

米元小春/田中志穂②〔21−19、14−21、21−13〕1●李茵暉/杜玥(中国)84分

【混合ダブルス】

▼決勝(8月4日)

王懿律/黄東萍(中国)②〔24−22、23−21〕0●渡辺勇大/東野有紗50分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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