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【熊本IH2019】春の王者・郡司が順当にベスト4進出!内山は3冠にチャレンジ!<女子シングルス>

8月3日(土)から個人戦が行なわれている熊本インターハイは、4日(日)に大会4日目を迎えて、男女で個人シングルスの1回戦から準々決勝までが実施された。ここでは、芦北町民総合センターと八代白百合学園高で試合が行なわれ、ベスト4が出そろった女子シングルスの模様をお伝えする。

【ダイジェスト】

順当に準決勝に勝ち上がった郡司莉子(八代白百合学園)。インターハイ制覇まであと2勝に迫った

女子シングルスでは、今年3月の高校選抜を制した郡司莉子(八代白百合学園)が、他を圧倒する強さを見せつけた。郡司は、パワーのある上からのショットなど、攻撃力を武器に初戦から危なげなく勝ち上がると、準々決勝では同じ2年生の栗原琉夏(西武台千葉)にもペースを握らせることはなかった。第1ゲームを21-15で奪った郡司は、第2ゲームも中盤以降にじわじわと点差を広げて14本。郡司には地元Vの期待がかかるが、「試合を楽しむことを重点的にやっていけば、自然と勝ちにつながってくると思っているので、明日は存分に楽しみたい」(郡司)と、あくまでも自分のペースで夏の頂点を視界に捉えていた。

ダブルスに続き、シングルスでもベスト4進出を果たした内山智尋。2017年に先輩の髙橋明日香(現ヨネックス)が達成した3冠に挑戦する

また、団体優勝に続いて個人ダブルスでも準決勝進出を果たしている内山智尋(ふたば未来学園)は、選抜個人シングルス準Vの栗原あかり(西武台千葉)と準々決勝で対戦。実力者同士の対戦らしく試合は激戦となった。第1ゲームを内山が、第2ゲームを栗原が奪い、ファイナル勝負となったこの試合。内山は序盤から点差を広げて一時、12-2までリードした。しかし、このままでは終われない栗原も、中盤以降に点差を縮め16-11まで追い上げる。それでも、随所に強烈なアタックを叩き込んだ内山が、ファイナル11本で準決勝の切符をつかみ取り、最終日に3冠の可能性を残した。「3冠は目標ですけど意識しすぎずに、たくさんの応援に応えられるように全力を尽くしたいと思います」(内山)

4試合をすべてストレート勝ちで勝ち上がった宮﨑淳美(埼玉栄)がベスト4進出

残る2つのベスト4を巡っては、優勝候補の木村百伽(ふたば未来学園)が4回戦で同じジュニアナショナルの1年生・久湊菜々(岡崎城西)に敗れる波乱。その久湊を準々決勝で下した宮﨑淳美(埼玉栄)が準決勝進出を果たしたほか、昨日のダブルスでも準決勝進出を決めている髙橋美優(青森山田)が準々決勝で杉村南美(作新学院)からファイナル19本で辛くも勝ちきり、最終日へと駒を進めている。

春の選抜でダブルス優勝・シングルス4強の髙橋美優は、IHでも単複で準決勝に進出。ベスト8に終わった団体戦の雪辱を果たすことができるか!?

大会最終日となる5日は、男女のシングルスとダブルスで準決勝から決勝までが、八代トヨオカ地建アリーナ(八代市総合体育館)で行われる。

◆個人女子シングルス準決勝のカード(5日)

郡司莉子(八代白百合学園) ― 宮﨑淳美(埼玉栄)

髙橋美優(青森山田) ― 内山智尋(ふたば未来学園)

★個人戦の結果などはこちら

取材・文/吉井信行

写真/矢野寿明

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