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【熊本IH2019】埼玉栄の河村/川本が激戦区を抜け出す! 選抜王者は苦しみながらも準決勝へ<男子ダブルス>

『熊本インターハイ』は8月3日(土)に大会3日目を迎え、個人戦がスタート。八代トヨオカ地建アリーナ(八代市総合体育館)と八代市東陽スポーツセンターで男子ダブルス、芦北町民総合センター、八代白百合学園高で女子ダブルスの1回戦から準々決勝が行なわれ、それぞれベスト4が出そろった。ここでは、男子ダブルスのダイジェストをお伝えする。

【男子ダイジェスト】

埼玉栄の河村(右)/川本はストレート勝ちで準決勝進出。個人戦のタイトル奪取に向けて闘志を燃やす

強豪がひしめき混戦が予想された右下のブロック。ここを抜け出したのは、埼玉栄のエース・河村翼/川本拓真だった。優勝をねらった団体戦では、3回戦で敗れて無念のベスト16。その悔しさをぶつけるように、2人は初戦から躍動した。全日本ジュニアの決勝で敗れていた藤澤佳史/熊谷翔(聖ウルスラ学院英智)と対峙した4回戦では、積極的に攻撃を仕掛けて18本、16本のストレート勝ち。続く準々決勝でも勢いは止まらず、第2シードの小川航汰/樋口稜馬(日章学園)を13本、17本に抑えて準決勝進出を決めた。「団体戦は自分たちが負けたせいでチームが負けてしまったので、個人戦では優勝できるように頑張りたい」と河村/川本。2日後の最終日、名門校のプライドをかけて頂点獲りに挑む。

第1シードの奈良岡(右)/武藤は準々決勝を2-1で制してベスト4入り

そのほかのヤマから4強入りしたのは、奈良岡功大/武藤映樹(浪岡)、中島巧/杉本一樹(瓊浦)、野田統馬/浦隆斗(八代東)のシード勢。選抜王者の奈良岡/武藤は、聖ウルスラ学院英智の菊川旭飛/吉岡壮馬との準々決勝を苦しみながらも2-1で突破した。団体優勝で勢いに乗る相手に対して勝負はファイナルゲームにもつれ込んだが、「最後は声を出して向かっていけた」(武藤)と勝負所で地力を発揮。ねばる相手を15本で振り切り、最終日へとコマを進めた。

その奈良岡/武藤と準決勝で対峙する中島/杉本も盤石の勝ち上がりとはいかず、4回戦では新田の鎌田雄太/河野拓真に大苦戦。ファイナルゲームは21-19と、手に汗握る接戦だった。一方、八代東の野田/浦は、2-0のストレート勝ちを重ねて準決勝に進出。地元でのタイトル獲得に向けて、好調な滑り出しを見せている。

準決勝進出を決めた中島(左)/杉本。最終日は、選抜の準決勝で敗れている奈良岡/武藤に挑む
団体戦で悔しさを味わった野田(右)/浦は失ゲーム0で準決勝へ駒を進めた

明日の8月4日(日)は、男女の個人戦シングルスが1回戦から準々決勝まで行なわれる。

◆個人男子ダブルス準決勝のカード(5日)
奈良岡功大/武藤映樹(浪岡・青森) — 中島巧/杉本一樹(瓊浦・長崎)
野田統馬/浦隆斗(八代東) — 河村翼/川本拓真(埼玉栄・埼玉)

★個人男子ダブルス準々決勝までの結果はこちら

取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/桜井ひとし

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