8月1日に開催されたBWFワールドツアーのタイOP(Super500)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
山口茜、奥原希望が欠場している女子シングルスは、2回戦に進出した髙橋沙也加(写真)がインドのサイナ・ネワールを2−1で撃破。髙橋は第1ゲームこそ16-21で落としたものの、続く第2ゲームを21-11で制してファイナル勝負に持ち込む。すると、最終ゲームはサイナにリードを許した髙橋だったが、9-12の場面から一挙10連続得点を奪い逆転に成功。そのまま押し切った髙橋が勝利を飾り、Super500以上の大会では昨年の福州中国OP(Super750)以来となるベスト8入りを果たした。
女子ダブルスは5ペア中3ペアが準々決勝に進出した。ジャパンOP準優勝の松本麻佑/永原和可那は、韓国の鄭景銀(ジュン・キュンユン)/ベク・ハナを21-16、21-19で制しベスト8入り。ジャパンOP4強の髙橋礼華/松友美佐紀は、台湾ペアを2−0のストレートで下した。日本人対決となった米元小春/田中志穂と櫻本絢子/髙畑祐紀子の試合は、ファイナルゲームにもつれた接戦を米元/田中が勝利。インドネシアOP優勝の福島由紀/廣田彩花は、韓国の張藝娜(ジャン・イェナ)/金慧麟(キム・ヘリン)に0−2で敗れ、2回戦敗退となった。
ジャパンOP王者の桃田賢斗がキケンした男子シングルスには、常山幹太(写真)と西本拳太が2回戦に登場。常山はタイ選手を2−1で退けて8強入りを決めると、西本もインド選手を17本、10本で下し準々決勝に進出している。
また、男子ダブルスで勝ち残っている遠藤大由/渡辺勇大、そして混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗、金子祐樹/松友美佐紀もそろって白星。それぞれ2−0で快勝し、準々決勝にコマを進めた。
3日目の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(8月1日)
常山幹太②〔18−21、21−11、21−12〕1●シットコム・タンマシン(タイ)67分
西本拳太②〔21−17、21−10〕0●プラノイ・H.S.(インド)39分
▼準々決勝(8月2日)
西本拳太 − 周天成(台湾)
伍家朗(香港) − コーシット・ペッパダブ(タイ)
リー・ジジャ(マレーシア) −
常山幹太 − サイ・プラニース・B.(インド)
【女子シングルス】
▼2回戦(8月1日)
髙橋沙也加②〔16−21、21−11、21−14〕1●サイナ・ネワール(インド)48分
▼準々決勝(8月2日)
髙橋沙也加 − フィトリアニ(インドネシア)
陳雨菲(中国) − ソニア・チア(マレーシア)
陳暁欣(中国) − ラチャノック・インタノン(タイ)
張雁宜(香港) − ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)
【男子ダブルス】
▼2回戦(8月1日)
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−9、21−10〕0●マーズ/タベリング(オランダ)30分
▼準々決勝(8月2日)
催率圭/徐承宰(韓国) − シェティ/ランキレッディ(インド)
遠藤大由/渡辺勇大 − ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)
高成炫/申白喆(韓国) − 劉成/黄凱祥(中国)
李俊慧/劉雨辰(中国) − ゴーVS/タンWK(マレーシア)
【女子ダブルス】
▼2回戦(8月1日)
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−14、21−14〕0●許雅晴/胡綾芳(台湾)35分
福島由紀/廣田彩花●0〔15−21、9−21〕②張藝娜/金慧麟(韓国)41分
米元小春/田中志穂②〔21−15、21−23、21−11〕1●櫻本絢子/髙畑祐紀子48分
松本麻佑/永原和可那②〔21−16、21−19〕0●鄭景銀/ベク・ハナ(韓国)44分
▼準々決勝(8月2日)
髙橋礼華/松友美佐紀 − 米元小春/田中志穂
松本麻佑/永原和可那 − 李茵暉/杜玥(中国)
李紹希/申昇瓚(韓国) − 李汶妹/鄭雨(中国)
張藝娜/金慧麟(韓国) − ポリイ/ラハユ(インドネシア)
【混合ダブルス】
▼2回戦(8月1日)
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−18、21−6〕0●アリモフ/デフレトワ(ロシア)28分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−12、21−14〕0●李洋/楊景惇(台湾)30分
▼準々決勝(8月2日)
デチャポル/サプシリー(タイ) − 何濟庭/杜玥(中国)
金子祐樹/松友美佐紀 − 鄧俊文/謝影雪(香港)
渡辺勇大/東野有紗 − ランキレッディ/ポンナッパ(インド)
王懿律/黄東萍(中国) − 徐承宰/蔡侑玎(韓国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO