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【ジャパンOP】髙橋&松友、山口、奥原などがベスト4進出!桃田もライバル下して準決勝へ!<準々決勝>

7月25日に開催されたBWFワールドツアー・ダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

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男子シングルスは世界ランク1位で日本のエース桃田賢斗(写真)が登場。昨年2敗を喫しているインドネシアのアンソニー・S・ギンティンと対戦すると、白熱したラリーを展開。第1ゲームを手にしたのは桃田だった。「相手にスピードがあるのはわかっていた」と、これまでの経験からギンティンの持ち味を封じる配球で21-13と先制。しかし、第2ゲームはギンティンも果敢に攻め込んで桃田からポイントをつかむと、20オールから2連取してファイナル勝負に持ち込んだ。最終ゲームは「きつくて(スマッシュが)打てませんでした」と桃田。それでも、堅いディフェンスで相手の攻撃を押し返すと、12-11から4連続得点。負けられないギンティンもジリジリと差を詰めたが、終盤に再度引き離した桃田が21-15で勝利。ライバルを退けて、2連覇に一歩近づいた。

4ペアが準々決勝に勝ち上がった女子ダブルスは、髙橋礼華/松友美佐紀(写真右)、そして日本人対決を制した松本麻佑/永原和可那がベスト4に進出した。髙橋/松友は中国の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)と対戦。「攻撃的なペアではなく、ハーフ球などの使い方がうまい」(髙橋)という相手ペアに対して、第1ゲームを21-16で奪った髙橋/松友。第2ゲームはお互い主導権を譲らずに試合が進み、中国ペアが18-16とリード。しかし、ここで慌てなかった髙橋/松友は、ポイントを着実に積み重ねて5連続得点で逆転に成功。2−0のストレートで制した髙橋/松友が、準決勝進出を決めた。

松本(写真左)/永原は志田千陽/松山奈未との対決に挑むと、第1ゲームは23-21で松本/永原が先制。第2ゲームも積極的にスピード勝負を仕掛けてくる志田/松山に対し、「後半は空間を使いながら自分たちのプレーができた」と松本。最後までレシーブが崩れなかった松本/永原が21-18で制し、ベスト4入りを決めている。なお、大会2連覇をねらった福島由紀/廣田彩花は、中国の若手ペアに0−2で敗戦。廣田は「レシーブから攻撃という自分たちのカタチにもっていけず、気持ちに余裕がなくて焦りもあった」と振り返っている。

女子シングルスは奥原希望、山口茜(写真)がともに勝利を飾った。タイのニチャオン・ジンタポルと対峙した奥原は、ファイナル勝負となった接戦を最後は21-19で振り切り勝利。山口茜はインドネシアOP決勝で対戦しているプサルラ・V.シンドゥ(インド)を再び撃破。2−0での勝利に山口は「お互いに最初からスピードを上げていたので、最後まで苦しかった。1ゲーム目を取りきれたのが大きいです」と話し、明日の準決勝に向けては「より多くの人にプレーを見てもらって、バドミントンのおもしろさが伝わって、バドミントンがもっとメジャーになるようなプレーができれば」と、第一人者としての自覚を胸に勝利をねらう。

男子ダブルスは園田啓悟(写真奥・右)/嘉村健士がインドのシェティ/ランキレッディを19本18本で退けたものの、遠藤大由/渡辺勇大は中国の李俊慧/劉雨辰にファイナル勝負の末に敗戦。61分の接戦をモノにできず、準々決勝敗退となった。

このほか、女子ダブルスでは前日に中国の陳清晨/賈一凡(中国)を破った韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)が、インドネシアの1番手・ポリイ/ラハユを12本、12本で圧倒。男子ダブルスでは元世界一対決となったセティアワン/アッサン(インドネシア)と高成炫(コ・スンヒュン)/申白喆(シン・ベクチョル/韓国)の勝負を、セティアワン/アッサンが勝利。ギデオン/スカムルヨ、李俊慧(リ・インフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)など世界ランク上位ペアも順当に勝利をつかみ、ベスト4進出を決めている。

上位常連のインドネシアペアを下した金昭英(左)/孔熙容(韓国)
来年の東京五輪が開催される会場には、平日にもかかわらず多くの観客が席を埋めた

初日のコメントその1その2

2日目のコメントその1その2

3日目のコメントその1その2その3

準々決勝の結果、26日の準決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準々決勝(7月25日)

桃田賢斗②〔21−13、20−22、21−15〕1●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)89分

ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔21−12、21−14〕0●アンダース・アントンセン(デンマーク)47分

ヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク)②〔11−21、21−14、21−13〕1●ラスムス・ゲンク(デンマーク)58分

サイ・プラニースB.(インド)②〔21−12、21−15〕0●トミー・スギアルト(インドネシア)36分

▼準決勝(7月26日)

桃田賢斗 − サイ・プラニース・B.(インド)

ジョナタン・クリスティ(インドネシア) − ヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク)

【女子シングルス】

▼準々決勝(7月25日)

奥原希望②〔16−21、21−16、21−19〕1●ニチャオン・ジンタポル(タイ)81分

山口茜②〔21−18、21−15〕0●プサルラ・V.シンドゥ(インド)50分

ミシェル・リー(カナダ)②〔21−15、15−21、22−20〕1●戴資穎(台湾)60分

陳雨菲(中国)②〔21−18、15−21、21−12〕1●ブサナン・ンバルンパン(タイ)71分

▼準決勝(7月26日)

奥原希望 − ミシェル・リー(カナダ)

山口茜 − 陳雨菲(中国)

【男子ダブルス】

▼準々決勝(7月25日)

園田啓悟/嘉村健士②〔21−19、21−18〕0●シェティ/ランキレッディ(インド)41分

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−14、22−24、21−15〕1●チア/ソー(マレーシア)48分

セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−17、19−21、21−19〕1●高成炫/申白喆(韓国)58分

李俊慧/劉雨辰(中国)②〔22−24、21−12、21−12〕1●遠藤大由/渡辺勇大61分

▼準決勝(7月26日)

園田啓悟/嘉村健士 − セティアワン/アッサン(インドネシア)

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) − 李俊慧/劉雨辰(中国)

【女子ダブルス】

▼準々決勝(7月26日)

李汶妹/張雨(中国)②〔21−16、21−14〕0●福島由紀/廣田彩花46分

金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−12、21−12〕0●ポリイ/ラハユ(インドネシア)51分

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−16、21−18〕0●李茵暉/杜玥(中国)55分

松本麻佑/永原和可那②〔23−21、21−18〕0●志田千陽/松山奈未41分

▼準決勝(7月26日)

髙橋礼華/松友美佐紀 − 松本麻佑/永原和可那

金昭英/孔熙容(韓国) −  李汶妹/張雨(中国)

【混合ダブルス】

▼準々決勝

チャンPS/ゴーLY(マレーシア)②〔21−18、22−20〕0●渡辺勇大/東野有紗56分

ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)②〔21−17、15−21、21−19〕1●鄭思維/黄雅瓊(中国)55分

ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔21−15、21−15〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)31分

王懿律/黄東萍(中国)②〔21−10、21−18〕0●ラムスフス/ハートリッチ(ドイツ)29分

▼準決勝(7月26日)

王懿律/黄東萍(中国) − チャンPS/ゴーLY(マレーシア)

ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア) − ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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