7月20日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。優勝候補を多く揃える日本選手も登場し、それぞれが世界の強敵と対戦している。ここでは選手のコメントを紹介しよう。
福島由紀(手前)/廣田彩花
(陳清晨/賈一凡に2−0で勝利)
廣田「チャレンジしていこうと思って入りました。すごく自分たちのいい形が出せたと思います。とくに、レシーブからでも、ねばって我慢勝負をして勝てたのがよかった。(決勝も)今日みたいにチャレンジしていきたいです」
福島「攻め急がず、我慢して、レシーブからでも自分たちの攻めの形を多く作れたのがよかったと思います。ここまできたので悔いがないように2人でやりたい。手の内はお互いにわかっているので、我慢の勝負。しっかりと我慢して、勝負したいです」
髙橋礼華(左)/松友美佐紀
(李紹希/申昇瓚に2−1で勝利)
高橋「2ゲーム目の後半に相手が疲れているのかも、というのがありました。うまく相手の隙を見てプレーできたと思います。3ゲーム目は負けている中でのチェンジエンドでしたが、ズルズルいかずに立て直すことができました。打たれてもレシーブで相手の位置を見て、2人とも返すことができた。レシーブから攻撃の形にもっていけたと思います。ここまできたら、しっかりと自分たちのできることを決勝戦でも出していきたいです」
山口茜(戴資穎に2−0で勝利)
「自分自身が集中してやれた部分もあったが、相手のミスが多かったので、そこが勝因かなと思います。1ゲーム目はよかったですが、2ゲーム目の点数が離れたところで動きや球足などで相手に合わせてゆっくりになるところがありました。明日は試合を通して、継続していけるようにしたいです」
保木卓朗/小林優吾
(セティアワン/アッサンに1−2で敗戦)
保木「今回はすごくサービスまわりを自分たちの中で重視していて、(男子ダブルスの)タンコーチにもいわれていました。そこを少し変えることで成績がよくなっていった実感があります。これを次の大会にも生かさないといけないですし、自分たちは他のペアに比べてまだ波があると思っています。そこを追いつけていけたらいいなと思います。とりあえず終わって、(ベスト4で)よかった気持ちもあるが、もう少し上をめざしたかった気持ちと半々。ただ連戦なので切り替えていかないと置いていかれると思うので、切り替え方もこの2試合で勉強していきたいです」
小林「出だしはすごくよかったです。1ゲーム目がよかったからこそ、2ゲームで決まっていた球が決まらなくなった。そこで少し足が止まり、勝ちが見えてきたぶん、焦ってしまったと思います。Super1000でベスト4に入れたのは初めてなので、その面はすごくうれしいです。やってきたことが無駄ではなかったと思えました」
写真/BADMINTONPHOTO