7月17日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)2日目は、各種目残りの1回戦が行なわれた。優勝候補を多く揃える日本選手も登場し、それぞれが世界の強敵と対戦している。ここでは選手のコメントを紹介しよう。
2日目の結果はこちら
奥原希望(鄧旋に2−0で勝利)
「実戦が少し空いたので、その試合勘がどうでるかな、というのはありました。高岡とNTC(ナショナルトレーニングセンター)での合宿を乗り越え、コートに入る前は不安というよりも“やってやるぞ”という気持ちのほうが強かったです。1ゲーム目の出だしからその気持ちをコート上で表せたと思います。レベルが高いSuper1000の試合で特別というのもあるし、インドネシアはバドミントンが国技で声援が独特。この会場でやるのは嫌いではない。他の国の選手も温かく迎え入れてくれていると思います」
米元小春/田中志穂
(許雅晴/胡綾芳に2−0で勝利)
米元「大きく振ってくるペアだったので、自分たちがそこでうまく配球して、攻撃面で我慢できました。中盤に追い付かれる展開でしたが、二人で集中力を高めて我慢できたのは大きかったです。1ゲーム目をとれて、2ゲーム目は相手が飛ばない方のコートで勢いも集中力も少し落ちていた。そこで配球や組み立てがしやすくなりました」
田中「集中力が切れた方が負けると思った。いくら競っても、相手より集中力がなくならないように意識しました」
西本拳太
(スリカンス・キダムビに0−2で敗戦)
「なかなか流れをつかめませんでした。序盤で点差が詰まった場面もあったけど、11点からの点数の取り方が相手のほうが上手だったと思います。相手のラウンドからのスマッシュに幾度となくやられてしまい、そこを防ぎきれなかったのが敗因です」
大堀彩
(プサルラ・V.シンドゥに1−2で敗戦)
「高さをいくら使おうとしても、クロスの球はつかまってしまうと試合前に考えていました。いつも私のほうがクロスに打つことが多く、相手もそう思っていたところで“ストレート、ストレート”で勝負していったので、けっこう崩れてくれました。2ゲーム目に入ってからは思ったより風が強く、全部ストレートでおっつけていた球がアウト。自分のペースも崩れてしまいました。3ゲーム目の最初に立て直したかったけど、少しひきずってしまい…。点数をとれても、勝ちきれないのが現状。点数をとれても勝ちきれないのが、トップランカーの選手との差かなと思います」
写真/BADMINTONPHOTO