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【スディルマン杯2019】日本が準決勝に進出!インドネシアと決勝をかけて対戦!<6日目/準々決勝>

5月24日に開催された世界国別男女混合対抗戦・スディルマンカップ2019(中国・南寧)6日目は、グループ1・準々決勝などが行なわれた。

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世界バドミントン国別対抗戦2019
スディルマンカップ
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勝てば前回大会の成績に並ぶ日本勢は、男子ダブルスに園田啓悟/嘉村健士、シングルスは奥原希望、そして桃田賢斗を並べた。3ペアともに世界ランクで上位にいる女子ダブルスには、今大会初起用となる松本麻佑/永原和可那、そして最終試合の混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗という布陣で臨む。

鍵となる第1試合の男子ダブルスは、園田(写真右)/嘉村とマレーシアのテオ/オンの勝負に。過去2戦2敗という相手ペアに対して「苦手意識があった」と園田。サービス周りの駆け引きで揺さぶるペアに、序盤は苦しんだ。第1ゲームは13−21で落とし、第2ゲームも18-13とリードした場面から同点に追いつかれる展開に。それでも「第2ゲームは我慢する気持ちで戦いました」と園田がいうように、苦しい場面でもレシーブで押し返し、第2ゲームは26-24の接戦をモノにした。最終ゲームに入っても、なかなか点数を引き離すことができずに試合は進んだが、19オールの場面で相手が交錯。テオが負傷して一時試合が中断すると、試合再開後も集中を切らさなかった園田/嘉村が、終盤の接戦を23-21で制して貴重なポイントをつかむ。「守るところでしっかり守りきれたのがよかった」(嘉村)

大事な先制ポイントをつかんだ園田啓悟(右)/嘉村健士

シングルス力で上回る日本にとっては、この一勝が大きかった。女子シングルスの奥原は、「(予選の)ロシア戦のときもシャトルが飛ばないと感じたが、そのときよりも今日は飛ばなかった」と、序盤はシャトルコントロールに戸惑ったが、中盤以降は「冷静に判断して、修正して持ち味の足での勝負に持っていけた」。第1ゲームを21-16で制すると、続く第2ゲームもスピードで相手を上回り21-13で勝利をもぎとった。

2−0で勝利を手にした奥原希望

これで2−0とした日本は、男子シングルスの桃田賢斗が登場。マレーシアの若手・リー・ジジャに対して「ただつなげて、相手のミスを待っているだけ」と、納得はいかないラリーが続いたが、そこは世界ランク1位の実力で主導権は渡さず。第1ゲームを18本で奪うと、第2ゲームこそ相手の攻撃に押される場面もあったが、最後は16本に抑えてチームの勝利を決めた。

「内容的には納得はいっていない」と語った桃田賢斗。それでも2−0で勝利し、チームのベスト4入リを決めた

もう一つの準々決勝では、4年ぶりの準決勝をねらうインドネシアと、戴資穎(タイ・ツーイン)、周天成(チョウ・ティエンチェン)が主軸を担う台湾が激突。ともにエースがポイントを奪い合う好ゲームを展開した。

激しいラリーの応酬となった男子ダブルス。先に仕掛けたのは台湾の王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン)。得意の強打でギデオン/スカムルヨに襲いかかったが、ここは巧みなレシーブで相手を崩すインドネシアペアが一枚上手。第1ゲームを17本でギデオン/スカムルヨが奪うと、第2ゲームは逆にギデオン/スカムルヨが連打を浴びせて21-17で勝利。

0−1となった台湾だったが、ここからシングルス2本が登場。予選でまさかの敗戦を喫した戴資穎が、インドネシアのグレゴリア・M・トゥンジュンを21-16、21−14で下すと、男子シングルスの周天成(チョウ・ティエンチェン)も、インドネシアのジョナタン・クリスティとの勝負を制してみせた。

これで1−2となったインドネシアだったが、ギデオン/スカムルヨの勝利によって、世界ランク上位の女子ダブルスが登場。ポリイ/ラハユはその力を存分に発揮し、第1ゲーム13本、第2ゲームは7本で快勝すると、混合ダブルスのジョルダン/オクタビアンティも連続攻撃で相手を押し込み2−0で快勝。インドネシアが劣勢の場面から見事な逆転勝利でベスト4入りを決めている。

【グループ1】

▼準々決勝

日本(A1位)3−0マレーシア(D2位)

MD園田啓悟/嘉村健士②〔13−21、26−24、23−21〕1●テオ/オン95分

WS奥原希望②〔21−16、21−13〕0●ソニア・チェア43分

MS桃田賢斗②〔21−18、21−16〕0●リー・ジジャ53分

インドネシア(B1位)3−2台湾(C2位)

ギデオン/スカムルヨ②〔21−17、21−17〕0●王齊麟/李洋44分

グレゴリア・M・トゥンジュン●0〔16−21、14−21〕②戴資穎32分

ジョナタン・クリスティ●0〔11−21、13−21〕②周天成36分

ポリイ/ラハユ②〔21−13、21−7〕0●白馭珀/呉玓蓉36分

ジョルダン/オクタビアンティ②〔21−17、21−15〕0●王齊麟/謝沛蓁50分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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