5月19日に世界国別男女混合団体戦「スディルマンカップ2019」が中国・南寧で開幕。この日は日本の試合はなかったものの、インドネシア、中国、台湾といった優勝候補が登場し、白熱した試合を展開している。
世界バドミントン国別対抗戦2019
スディルマンカップ
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世界トップの12カ国で争うグループ1は、戦力を充実させて臨んでいるインドネシアが、イングランドと対戦。オープニングゲームに登場した男子ダブルス世界ランク1位のギデオン/スカムルヨは、リオ五輪銅メダリストのラングリッジ/エリスを前半から圧倒。2−0で快勝してチームに勢いを与えると、その後も女子シングルス、そして男子シングルスのアンソニー・S・ギンティン(写真)が連勝し、インドネシアが早々と勝利を決めた。イングランドは混合ダブルスのアドコック夫妻が一矢報いたものの、格上相手に接戦まで持ち込めず、黒星発進となった。
グループDに入った中国は、若手中心で挑むマレーシアと激突。中国の1番手は男子ダブルスの李俊慧/劉雨辰(リ・ジュンフイ/リュウ・ユチェン)。スピーディーな展開を得意とするマレーシアのチア/ソーに対し、ファイナルゲームに持ち込まれた中国ペア。しかし、20オールとなった接戦をなんとか切り抜けて勝利をつかむと、その後の女子シングルス・陳雨菲(チェン・ユーフェイ/写真)が同じくファイナル勝負にもつれたものの、最後は21-14で退けて2連勝。男子シングルスの石宇奇(シー・ユーチー)も勝利を収めた中国は、女子ダブルス、混合ダブルスでも白星を手にして5−0。会場に駆けつけた多くの地元ファンの前で、幸先よいスタートをきっている。
そのほか、グループCの台湾と香港の勝負は、台湾が3−2で勝利を飾った。第1試合の男子ダブルスを制した台湾は、その後の女子シングルス・戴資穎(タイ・ツーイン/写真)と、男子シングルスの周天成(チョウ・ティエンチェン)が勝利して3−0。女子ダブルス、混合ダブルスは香港に敗れたが、ポイント源となる男女シングルスをきっちり制し、リーグ1位通過に向けて貴重な1勝を手にしている。
19日に行なわれた各グループリーグの結果は以下の通り。
【グループ1】
▼グループB
インドネシア(1勝)4−1イングランド(1敗)
MDギデオン/スカムルヨ②〔21−9、21−18〕0●ラングリッジ/エリス39分
WSグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン②〔21−10、21−13〕0●アビゲイル・ホルデン23分
MSアンソニー・S・ギンティン②〔21−9、21−12〕0●トビー・ペンティ30分
WDポリイ/ラハユ②〔21−16、21−18〕0●バーチ/スミス45分
XDジョルダン/オクタビアンティ●0〔17−21、18−21〕②C・アドコック/G・アドコック43分
▼グループC
台湾(1勝)3−2香港(1敗)
MD廖敏竣/蘇敬恒②〔21−14、21−17〕0●譚進希/鍾瀚霖40分
WS戴資穎②〔18−21、21−19、21−8〕1●張雁宜55分
MS周天成②〔21−15、21−15〕0●伍家朗41分
WD白馭珀/呉玓蓉●0〔14−21、11−21〕②吴詠瑢/楊雅婷35分
XD王齊麟/張浄恵●1〔21−17、16−21、14−21〕②鄧俊文/謝影雪48分
▼グループD
中国(1勝)5−0 マレーシア(1敗)
MD李俊慧/劉雨辰②〔18−21、21−14、24−22〕1●チア/ソー60分
WS陳雨菲②〔21−15、21−23、21−14〕1●ソニア・チア69分
MS石宇奇②〔21−12、21−11〕0●リー・ジジャ35分
WD李茵暉/杜玥②〔21−18、21−14〕0●ビビアン/ヤップCW46分
XD鄭思維/黄雅瓊②〔21−16、21−12〕0●タンKM/ライPJ(マレーシア)31分
【グループ2】
▼グループA
オランダ(1勝)3−2ベトナム(1敗)
フランス(1勝)4−1アメリカ(1敗)
▼グループB
カナダ(1勝)3−2シンガポール(1敗)
ドイツ(1勝)3−2イスラエル(1敗)
【グループ3】
▼グループA
アイルランド(1勝)5−0ネパール(1敗)
オーストラリア(1勝)4−1ニュージーランド(1敗)
【グループ4】
マカオ(1勝)5−0グリーンランド(1敗)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳