4月28日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
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混合ダブルスを除く4種目で決勝に勝ち進んだ日本勢。そのうち、男子シングルスの桃田賢斗、女子シングルスの山口茜、そして男子ダブルスの遠藤大由/渡辺勇大がアジアの頂点に立った。
男子シングルスの桃田(写真)は、中国のエース、石宇奇(シー・ユーチー)と激突。前回対戦したワールドツアーファイナルズ決勝で敗れた相手に対し、第1ゲームを12-21で落とした桃田。しかし、第2ゲームでは前半から続いた接戦を先に抜け出して21-18で制すると、最終ゲームは相手を圧倒して21-8で勝利。逆転勝利で頂点を極めた桃田が、アジア選手権2連覇を達成した。
女子シングルスの山口は、同じく中国の何冰嬌(ヘ・ビンジャオ)との勝負に挑んだ。第1ゲームは11連続ポイントなどで突き放した山口が先制すると、第2ゲームも6連続ポイントなどで相手の追随を許さず。2−0のストレートで快勝した山口が、同大会初優勝を飾った。
アジア選手権決勝の最終試合に組まれた男子ダブルス。そのセンターコートに立った遠藤/渡辺は、インドネシアのギデオン/スカムルヨと対戦した。世界ランク1位の強敵に対し、第1ゲーム序盤で6-1と先行した日本ペア。ここから追い上げられて接戦に持ち込まれたが、18オールの場面から3連取に成功して第1ゲームを奪取。第2ゲームは相手の連続ミスなどもあり、遠藤/渡辺が21-3で快勝。二人は2月のドイツOP(Super300)以来、上位大会(S500以上)では昨年9月の韓国OP(S500)以来の優勝を飾った。
前々週のシンガポールOP(S500)に続く優勝をねらった女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那は、中国の陳清晨/賈一凡と対戦。全英OP(S1000)、マレーシアOP(S750)で敗れている相手に対して、第1ゲームを先制した松本/永原。しかし、第2ゲームは14-21で落とすと、競り合いとなったファイナルゲームを19-21で奪われ敗戦。頂点は逃したものの、準優勝の好結果をつかんでみせた。
決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔12−21、21−18、21−8〕1●石宇奇(中国)70分
【女子シングルス】
山口茜②〔21−19、21−9〕0●何冰嬌(中国)42分
【男子ダブルス】
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−18、21−3〕0●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)35分
【女子ダブルス】
陳清晨/賈一凡(中国)②〔19−21、21−14、21−19〕1●松本麻佑/永原和可那69分
【混合ダブルス】
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−11、13−21、23−21〕1●何濟庭/杜玥(中国)60分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images