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【シンガポールOP】園田&嘉村がWR1位を撃破!4種目が決勝に進出!<S500>

4月13日に開催されたBWFワールドツアー・シンガポールOP(シンガポール/Super500)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。

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4種目が準決勝に勝ち上がった日本勢は、この日も好調だった。男子ダブルスに登場した園田啓悟(写真左)/嘉村健士は、世界ランク1位のギデオン/スカムルヨ(インドネシア)との勝負に挑むと、第1ゲームは13−21で先制を許す。しかし、続く第2ゲームを21-10で奪い返すと、最終ゲーム、7-11とリードされた園田/嘉村が5連続得点で11オールの同点に持ち込む。ここから、両ペアは激しい点の取り合いを展開したが、18オールから先にマッチポイントを奪ったのが園田/嘉村。ギデオン/スカムルヨも20-19と詰め寄ったが、最後は日本ペアが振り切って勝利。昨年の世界選手権以来となる白星を強敵からつかんだ園田/嘉村が、同大会では2016年以来(当時は準優勝)、3年ぶりの決勝進出を決めた。明日はインドネシアのセティアワン/アッサンと頂点を争う。

女子シングルスは奥原希望(写真)、山口茜の2選手がそれぞれ海外のライバルと対戦。山口茜は世界ランク1位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)との勝負に挑むと、互いに1ゲームを奪ってファイナルゲームに突入。その最終ゲーム、中盤12−6と山口がリードしたものの、女王・戴資穎が猛追。その追い上げを防げぎきれなかった山口が、19-21で逆転を負けを喫して決勝の切符を逃した。

一方、過去に何度も激戦を演じているプサルラ・V.シンドゥ(インド)と対戦した奥原は、第1ゲームを21-7に抑えると、第2ゲームも一気に点差を広げて21-11で快勝。上位大会では昨年のWTファイナルズ準優勝以来となる決勝進出を決め、頂上決戦では山口を破った戴資穎と激突する。

女子ダブルスは福島由紀/廣田彩花、松本麻佑(写真左)/永原和可那の日本人同士の対決に。この勝負を制したのは、国際大会の試合では負け越している松本/永原。第1ゲーム21-18で制すると、そのまま第2ゲームも21-17。2−0のストレート勝ちを収めた松本/永原が、3月の全英OP(Super1000)に続く決勝進出を決めている。決勝では韓国ペアと対戦する。

日本選手では最後の登場となった男子シングルスの桃田賢斗(写真)は、ビクター・アクセルセン(デンマーク)との勝負に挑んだ。過去の対戦成績が12戦11勝という相手に対し、第1ゲームは桃田が21-15で先制。第2ゲームは6−16とアクセルセンに大量リードを許した桃田だったが、ここから驚異の9連続得点などで逆転に成功。最後は21-18で制した桃田が、決勝の切符をつかみとった。なお、桃田は2015年の同大会でスーパーシリーズ(現ワールドツアー)初優勝を飾っており、4年ぶり2回目の優勝をかけて、インドネシアの難敵・アンソニー・S・ギンティンと激突する。

そのほか、混合ダブルスではタイのデチャポル/サプシリー(タイ)が、最強ペアの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)を接戦の末に撃破! また、女子ダブルスでは、髙橋礼華/松友美佐紀、志田千陽/松山奈未の日本ペアに連勝した韓国の金慧麟(キム・ヘヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)が勝利して決勝へと進んでいる。

準決勝の結果、決勝戦の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

桃田賢斗②〔21−15、21−18〕0●ビクター・アクセルセン(デンマーク)46分

アンソニー・ギンティン(インドネシア)②〔21−17、18−21、21−14〕1●周天成(台湾)79分

▼決勝戦

桃田賢斗 − アンソニー・ギンティン(インドネシア)

【女子シングルス】

戴資穎(台湾)②〔15−21、24−22、21−19〕1●山口茜57分

奥原希望②〔21−7、21−11〕0●プサルラ・V.シンドゥ(インド)37分

▼決勝戦

奥原希望 − 戴資穎(台湾)

【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士②〔13−21、21−10、21−19〕1●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)48分

セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−11、21−14〕0●李俊慧/劉雨辰(中国)29分

【女子ダブルス】

松本麻佑/永原和可那②〔21−18、21−17〕0●福島由紀/廣田彩花46分

金慧麟/孔熙容(韓国)②〔21−15、21−15〕0●劉玄炫/夏玉婷(中国)37分

▼決勝戦

松本麻佑/永原和可那 − 金慧麟/孔熙容(韓国)

【混合ダブルス】

デチャポル/サプシリー(タイ)②〔24−22、21−19〕0●鄭思維/黄雅瓊(中国)43分

タンKM/ライPJ(マレーシア)②〔21−16、20−22、22−20〕1●ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)71分

▼決勝戦

デチャポル/サプシリー(タイ) − タンKM/ライPJ(マレーシア)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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