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【高校選抜2019】奈良岡が2種目で最終日へ! ダブルスはシード勢が相次いで敗れる<男子個人> 

第47回全国高校選抜大会」は26日、大会3日目を迎え、各種目の個人戦がスタート。男女ともにダブルスは準々決勝まで、シングルスは2回戦までが実施され、ダブルスはベスト4、シングルスはベスト8が出そろった。ここでは、男子のダイジェストをお伝えする。

【男子ダイジェスト】

アグレッシブな攻撃で埼玉栄のエースペアを退けた瓊浦の中島(右)/杉本

男子ダブルスは序盤から波乱が続いた。まず、全日本ジュニア3位の野田好希/小室直椰(淑徳巣鴨)が初戦で古川晃大/後藤空(金沢市立工)に敗れると、同大会覇者の藤澤佳史/熊谷翔(聖ウルスラ学院英智)も2回戦で甲斐聡一郎/神山新悟にストレートで敗戦。そして、埼玉栄のエースダブルス・河村翼/川本拓真が準々決勝で瓊浦の中島巧/杉本一樹に団体戦のリベンジを許すなど、第1~4シードのうち3ペアが初日で姿を消すこととなった。

第4シードまでのペアのなかで唯一勝ち上がったのは、八代東の野田統馬/浦隆斗。2人は1回戦から準々決勝までの3試合を2-0と危なげない勝ち上がりを見せてベスト4入り。IH3位の奈良岡功大/武藤映樹(浪岡)は、初戦で番狂わせを演じた金沢市立工ペアとの準々決勝を快勝し、“波乱”の波にのまれることなく準決勝へと駒を進めている。

なお、中島/杉本、野田/浦と同じ九州から、小川航汰/樋口稜馬(日章学園)も最終日へ。第1シードを破った新田ペアとの準々決勝をファイナル22‐20で競り勝ち、目標の優勝へと前進した。

前回ベスト8の小川(左)/樋口が準決勝に進出

男子シングルスは、混戦となった右上のヤマ以外は実力者たちが順当に勝ち進んだ。その右上のヤマでは、埼玉栄の百上が、ダブルスで4強入りを果たした第3シードの野田をストレートで撃破。単複を兼ねない百上は身上のねばりを存分に発揮して、2-0を重ねてのベスト8入りだ。また、初戦を2-1で突破したふたば未来学園の1年生・稲光翔太郎も、インターハイ8強の実力を持つ鎌田雄太(新田)から勝利をつかみ、男子シングルスでは唯一、1年生でのベスト8入りを決めている。

なお、3冠をねらう奈良岡は、シングルスでも快勝を重ねて準々決勝に進出。疲労がピークに達する最終日に5試合を勝ち抜き、再び強さを証明するか、注目が集まる。

失ゲーム0とロスなく勝ち上がった奈良岡。男子では2016年の渡邉航貴(当時・埼玉栄)以来となる3冠をめざす
全日本ジュニア王者の秦野陸(埼玉栄)は2試合ともにスコアを1ケタに抑える強さを見せて、順当にベスト8入りを果たした

【27日の対戦カード】

男子ダブルス

▼準決勝
小川航汰/樋口稜馬(日章学園・宮崎) ― 野田統馬/浦隆斗(八代東・熊本)
奈良岡功大/武藤映樹(浪岡・青森) ― 中島巧/杉本一樹(瓊浦・長崎)

男子シングルス

▼準々決勝
秦野 陸(埼玉栄・埼玉) ― 町 祥英(瓊浦・長崎)
池端元哉(熊本学園大付・熊本) ― 李 正(ふたば未来学園・福島)
百上拓海(埼玉栄・埼玉) ― 稲光翔太郎(ふたば未来学園・福島)
奈良岡功大(浪岡・青森) ― 高橋洸士(東大阪大柏原・大阪)

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取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/川口洋邦

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