「第47回全国高校選抜大会」は26日、大会3日目を迎え、各種目の個人戦がスタート。男女ともにダブルスは準々決勝まで、シングルスは2回戦までが実施され、ダブルスはベスト4、シングルスはベスト8が出そろった。ここでは、女子のダイジェストをお伝えする。
【女子ダイジェスト】
最初に行なわれた女子ダブルスでは、優勝候補たちが順調な勝ち上がりを見せた。まず、昨日の団体戦でチームを優勝へとけん引した埼玉栄のエースダブルス・鈴木陽向/大澤佳歩は、1・2回戦をストレート勝ちすると、準々決勝でも福岡常葉の古賀咲直/青栁ゆうを12本、15本で退けてベスト4に一番乗り。そのほかでも、青森山田の大竹望月/髙橋美優や、ふたば未来学園の内山智尋/廣上瑠依といった団体戦上位校の選手たちが個人戦でもしっかりと結果を残して準決勝へと駒を進めた。また、ベスト4の残り1枠も、全日本ジュニア3位と実績のある栗原あかり/杉山未来(西武台千葉)が全試合でストレート勝ちを収めてベスト4入りを果たしている。
1年生が第1・2シードに位置するなど、混戦模様が予想された女子シングルス。しかし、ジュニアナショナルメンバーを中心とした有力選手たちが勝ち上がり、ダブルスと同様に大きな波乱は起こらなかった。全日本ジュニアの覇者で第1シードの郡司莉子(八代白百合学園)は、「2試合とも自分の思うようにラリーをつくることができました」と、1・2回戦を通じて相手を12点以下に抑える完勝。「明日も全部ストレートで勝てるように、そして、いろんな人が見たいと思えるような試合をしたいと思います」(郡司)。
第2シードの髙橋美優はシングルスでも8強入りして、ダブルスとの2種目で最終日へ。「目標は優勝ですが、明日は最後まで勝ち上がれば5試合あるので、気持ちで相手に向かっていって1試合ずつ頑張りたい」(髙橋)と個人2冠に意欲を見せた。
また、栗原あかり(西武台千葉)も単複で最終日へと勝ち進んだほか、シングルスでは高橋沙弥(青森山田)、木村百伽(ふたば未来学園)、宮﨑淳美(埼玉栄)、染谷菜々美(ふたば未来学園)、小方里羽(諫早商)が準々決勝に進んでいる。
【27日の対戦カード】
女子ダブルス
▼準決勝
鈴木陽向/大澤佳歩(埼玉栄・埼玉) ― 内山智尋/廣上瑠依(ふたば未来学園・福島)
栗原あかり/杉山未来(西武台千葉・千葉) ― 大竹望月/髙橋美優(青森山田・青森)
女子シングルス
▼準々決勝
郡司莉子(八代白百合学園・熊本) ― 高橋沙弥(青森山田・青森)
木村百伽(ふたば未来学園・福島) ― 宮﨑淳美(埼玉栄・埼玉)
栗原あかり(西武台千葉・千葉) ― 染谷菜々美(ふたば未来学園・福島)
小方里羽(諫早商・長崎) ― 髙橋美優(青森山田・青森)
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取材・文/吉井信行 写真/菅原 淳