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【アジア混合団体】日本は2連覇ならず!中国に2−3で敗れて準優勝!<決勝戦>

3月24日に開催されたアジア混合団体戦(トン・ユンカイカップ・香港)は、決勝トーナメントの決勝戦が行なわれた。予選リーグを1位で通過した日本は、準々決勝でマレーシア、準決勝ではインドネシアをそれぞれ3−0で退けて、決勝戦に進出した。

大会2連覇をめざす日本は、決勝戦で中国と対戦した。その決勝戦・第1試合は混合ダブルス。今年の全英OPで準優勝を飾った渡辺勇大/東野有紗で勝負に出た日本だったが、第1ゲームを17本で落とすと、続く第2ゲームも17-21で失い、まずは中国が先制ポイントをつかんだ。

勝負所で悔しい黒星となった日本だが、男子シングルスの常山幹太(写真)が流れを取り戻す勝利をつかむと、続く男子ダブルスでも保木卓朗/小林優吾が中国のホープ・韓呈愷(ハン・チェンガイ)/周昊東(ツォウ・ハオドン)と接戦を展開。互いに1ゲームずつを奪い合うと、最終ゲームを保木/小林が21-13で制して、日本が逆転に成功し、優勝に王手をかける。

残すは女子シングルスと女子ダブルス。女子シングルスには髙橋沙也加が登場。この勢いで一気に優勝をつかみとりたかった日本だったが、若手中心の中国も底力を発揮。先に髙橋沙が第1ゲームを手にしたものの、2017年世界ジュニア女子シングルス準優勝の実績を持つ韓悦(ハン・ユエ)が、第2ゲームを奪取。すると、続くファイナルゲームも韓悦が21-17で制し、中国が2−2のタイに持ち直した。

女子シングルスで白星をつかんだ中国の韓悦

優勝の行方は女子ダブルスに託されると、日本の櫻本絢子/髙畑祐紀子と中国の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)が激突。世界ランク10位で、3月のドイツOP(Super300)では髙橋礼華/松友美佐紀、福島由紀/廣田彩花に連勝して頂点に立った強敵を相手に、櫻本/髙畑は第1ゲームのポイントの奪い合いから12オールに持ち込む。しかし、ここで中国ペアに先行された櫻本/髙畑が第1ゲームを奪われると、続く第2ゲームも12-14から13-19と突き放される。後半、5連続ポイントで猛追した日本ペアだったが、最後は李茵暉/杜玥が21-19で勝利をおさめ、中国がアジア混合団体の頂点に君臨。日本は2大会連続で決勝に進出したが、今大会は準優勝に終わった。

2大会連続で決勝に進出も、今大会は惜しくも準優勝に終わった日本勢

▼決勝戦

日本 2−3 中国

XD渡辺勇大/東野有紗●0〔17−21、17−21〕②何濟庭/杜玥46分

MS常山幹太②〔21−18、21−7〕0●陸光祖40分

MD保木卓朗/小林優吾②〔16−21、21−18、21−13〕1●韓呈愷/周昊東(中国)59分

WS髙橋沙也加●1〔21−17、19−21、17−21〕②韓悦71分

WD櫻本絢子/髙畑祐紀子●0〔16−21、19−21〕②李茵暉/杜玥54分

日本は保木卓朗(左)/小林優吾が男子ダブルスに勝利し、優勝まであと一歩に迫ったが……

文/バドミントン・マガジン編集部

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