今年1月にプロ転向した奥原希望(太陽ホールディングス)が、3月14日、所属契約を結ぶ太陽ホールディングスの子会社である太陽インキ製造株式会社の社内イベントに登場した。
奥原が訪れたのは、埼玉県比企郡嵐山町にある太陽インキ製造の本社。イベントに参加を希望した約80名の社員の前で、トークショーを行なったあと、懇親会で直接社員とふれあう時間を持った。
トークショーでは、約10分の奥原のヒストリーVTRの上映後に、奥原本人が登場。すでに社内の見学を行なっていた奥原が、「カフェでいただいたご飯もおいしかったですし、社内の開放感や雰囲気がいいなと感じました。また来たくなる」と語ると、「何度でも来てください」と社員である司会者に応じられるなど、アットホームなムードで会は進んだ。
このイベントの様子は、メイン会場となった太陽インキ製造本社だけでなく、太陽ホールディングスの池袋本社や国内の子会社、さらには台湾の子会社にも中継。
中継先の社員とのやりとりもあり、奥原へは「目標の立て方」「不調のときの気持ちの切り替え方」などに関して質問が飛び、奥原はそれらに対して真摯に答えていた。
また、イベント前日の3月13日は奥原の誕生日だったということもあり、社員からは花束やケーキのサプライズプレゼントも。若手社員が作ったというバースデーカードには、同社のインクを使った印刷の上に金がコーティングされており、贈呈した社員は「奥原選手に東京オリンピックで金メダルを取ってほしいという思いを込めた」と語った。
イベントの途中には、奥原が日本代表としてではなく個人エントリーで出場する6月のオーストラリアOP(Super300)で、太陽ホールディングスのロゴが入った新しいウェアで出場することも発表された。新ウェアは、1月のプロ転向会見で着用した黒いウェアの緑バージョンだという。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真提供/太陽ホールディングス