5月19日から26日まで開催される世界国・地域別男女混合対抗戦・スディルマンカップ2019(中国・南寧)の予選リーグ・組み合わせ抽選会が、3月19日に開催地の中国で行なわれた。
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男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目で勝敗を争うスディルマン杯は、レベル別にグループ1〜4にカテゴリー分けされており、日本や中国、韓国といった強豪国が集うグループ1には31カ国中、12カ国が選出された。この12カ国はAからDの4グループに分かれて予選リーグを実施し、上位2チームが決勝トーナメントに進出。16回目を迎えるスディルマン杯の頂点をめざす。
スディルマン杯では2015年の準優勝が最高成績となる日本は、今回初めて第1シードとなり、グループAでタイ、ロシアと対戦することが決まった。第2シードの中国はインド、マレーシアと同組に入っている。
過去のスディルマン杯では、中国が最多の10回制覇を遂げている。次いで前回王者の韓国が4回優勝を果たしており、第1回大会優勝のインドネシアと合わせて歴代の優勝はわずか3カ国のみ。初優勝をねらう日本は、15年に桃田賢斗、奥原希望、髙橋礼華/松友美佐紀、早川賢一/遠藤大由、数野健太/栗原文音を中心に決勝に進出。中国に敗れはしたものの、スディルマン杯で初めて上位成績を収めると、前回大会では銅メダルを獲得した。
出場選手はまだ未定だが、現在の日本には男子シングルスの世界ランキング1位・桃田賢斗や、女子ダブルス同1位の福島由紀/廣田彩花、世界選手権男子ダブルス銀メダルの園田啓悟/嘉村健士といった上位選手が揃っており、これまで日本の“アキレス腱”ともいわれた混合ダブルスにも、2018年の全英OPを制した渡辺勇大/東野有紗が台頭している。世界ランキング、ワールドツアーの実績を見ても第1シードに恥じないメンバーを揃えることができるだけに、日本に初めてスディルマンカップがもたらされる可能性は十分に高い。
スディルマン杯2019の各グループ組み合わせは以下の通り。
【グループ1】
◆グループA
日本、タイ、ロシア
◆グループB
インドネシア、デンマーク、イングランド
◆グループC
台湾、韓国、香港
◆グループD
中国、インド、マレーシア
【グループ2】
◆グループA
オランダ、フランス、アメリカ、ベトナム
◆グループB
ドイツ、カナダ、シンガポール、イスラエル
【グループ3】
◆グループA
アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、ネパール
◆グループB
スイス、スリランカ、スロバキア、リトアニア
【グループ4】
マカオ、グリーンランド、カザフスタン
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BWF(世界バドミントン連盟)