2月28日にBWFワールドツアー・ドイツOP(Super300/ミュルハイム・アン・デア・ルール)の3日目が開催され、各種目2回戦が行なわれた。
4選手が2回戦に進出した女子シングルスは、山口茜、大堀彩が格下を相手に2−0のストレート勝利を飾り、準々決勝進出を決めた。奥原希望は世界ランク17位のミア・ブリックフェルト(デンマーク)に、第2ゲーム23-25の接戦を落とす展開。しかし、最終ゲームは21-10でしっかり締めて、ベスト8入りを決めた。髙橋沙也加もインドネシア選手にファイナルゲームにもつれたものの、白星をつかんで2回戦を突破している。なお、準々決勝は山口茜VS髙橋沙也加、奥原希望VS大堀彩の日本人対決となっている。
女子ダブルスは福島由紀/廣田彩花、松本麻佑/永原和可那がそれぞれ2−0で勝利しベスト8に進出。髙橋礼華/松友美佐紀はタイのエース格ペアとファイナル勝負にもつれたが、相手の途中棄権で白星を手にし準々決勝へと勝ち進んだ。
男子シングルスも桃田賢斗、西本拳太、常山幹太の3選手が準々決勝へ。桃田はフランスのブリース・レベルデスに最終ゲームまで持ち込まれたが、最後は21-11に抑えて勝利をつかんだ。男子ダブルスの遠藤大由/渡辺勇大、園田啓悟/嘉村健士がベスト8に進んだほか、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗も2回戦を2−0で勝利し、準々決勝にコマを進めている。
日本選手の3日目の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦
桃田賢斗②〔21−14、17−21、21−11〕1●ブリース・レベルデス(フランス)71分
常山幹太②〔21−15、21−7〕0●ZHAO Junpeng(中国)39分
西本拳太②〔21−16、21−12〕0●シッヒコム・ターマシン(タイ)46分
▼準々決勝(3月1日)
桃田賢斗 − 常山幹太
西本拳太 − カンタフォン・ワンチャロエン(タイ)
H・K・S・ヴィテンフス(デンマーク) − スーン・ジョーベン(マレーシア)
リー・ジジャ(マレーシア) − 周天成(台湾)
【女子シングルス】
▼2回戦
奥原希望②〔21−17、23−25、21−10〕1●ミア・ブリックフェルト(デンマーク)72分
大堀彩②〔21−13、21−11〕0●イボンヌ・リー(ドイツ)36分
山口茜②〔21−19、21−14〕0●張雁宜(香港)34分
髙橋沙也加②〔12−21、22−20、21−18〕1●フィトリアニ(インドネシア)61分
▼準々決勝(3月1日)
山口茜 − 髙橋沙也加
奥原希望 − 大堀彩
ラチャノック・インタノン(タイ) − イェオ・ジァミン(シンガポール)
ゴー・ジンウェイ(マレーシア) − ベイウェン・ツァン(アメリカ)
【男子ダブルス】
▼2回戦
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−14、21−11〕0●盧敬堯/楊博涵(台湾)40分
園田啓悟/嘉村健士②〔12−21、21−16、21−18〕1●高成炫/申白喆(韓国)54分
▼準々決勝(3月1日)
園田啓悟/嘉村健士 − 徐承宰/金元昊(韓国)
遠藤大由/渡辺勇大 − オンYS/テオEY(マレーシア)
チア/ソーWY(マレーシア) − ゴーSF/イズッディン(マレーシア)
ボディン/マニーポン(タイ) − 譚強/何濟庭(中国)
【女子ダブルス】
▼2回戦
福島由紀/廣田彩花②〔22−20、21−7〕0●プラディプタ/イスタラニ(インドネシア)42分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−19、20−22、12−13、キケン〕1●サプシリー/プティタ(タイ)91分
松本麻佑/永原和可那②〔21−17、21−17〕0●袁倩瀅/吴芷柔(香港)45分
▼準々決勝(3月1日)
福島由紀/廣田彩花 − 陳清晨/賈一凡(中国)
松本麻佑/永原和可那 − G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)
髙橋礼華/松友美佐紀 − 金慧麟/ベク・ハナ(韓国)
ポリイ/ラハユ(インドネシア) − 李茵暉/杜玥(中国)
【混合ダブルス】
▼2回戦
渡辺勇大/東野有紗②〔21−18、21−11〕0●ミッケルセン/スロー(デンマーク)33分
金子祐樹/松友美佐紀●0〔20−22、13−21〕②タベリング/ピキ(オランダ)33分
▼準々決勝(3月1日)
渡辺勇大/東野有紗 − タベリング/ピキ(オランダ)
ゴーSH/ライSJ(マレーシア) − 何濟庭/杜玥(中国)
王齊麟/程琪雅(台湾) − ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)
徐承宰/蔡侑玎(韓国) − デチャポル/サプシリー(タイ)
文/バドミントン・マガジン編集部