2月14日(木)に埼玉県草加市、公益財団法人草加市体育協会、ヨネックス株式会社の3者が、包括連携協定の締結を発表した。
草加市にはヨネックスのシャトル、ストリングを製造するヨネックス東京工場などがあり、また、S/Jリーグで活躍するヨネックスチームも、草加市にあるスポーツ健康都市記念体育館を拠点に練習を行なっている。長年に渡って関係を深めている3者が、スポーツを通じて健康でより豊かな生活が送れる街づくりの実現を目的に、連携協定を締結することになった。
この連携協定により、3者は市民の健康づくりの推進や、スポーツを通じた地域コミュニティの活性化などに力を入れていく。そのなかには、バドミントンの普及事業に関する協力や、ヨネックスが草加市を国内外にPRする活動などが盛り込まれている。
草加市は2月3日に『JTB S/Jリーグ2018 草加大会』を初めて開催。当日は草加市のバドミントン愛好者らも会場に訪れ、ヨネックスチームに声援を送っていた。今後はヨネックスチームの選手らが、市内の子どもたちらにバドミントンを指導する「バドミントンクリニック」への協力や、市主催イベント「スポーツフェスティバル」などに参加する予定。地域貢献とともに、バドミントンの魅力を市民に広げていく。
浅井昌志市長「ヨネックスチームが記念体育館をホームグランドにしてくれることは、草加市にとってもありがたい話です。市民の健康づくりも含め、(この連携協定によって)お互いの得意な面を生かし、最終的にはウィン・ウィンになっていければと思います。ヨネックスチームの皆さんが、草加市にとって、草加市民にとってのプライドになると思っております」
松本厚草加市体育協会会長「世界的に有名なヨネックスがすぐ近くにあるわけですから、お互いが持っているモノを出し合いながら、最終的には草加市民への貢献という形で返していければいいかなと思っております」
林田草樹ヨネックス株式会社代表取締役社長「本日は、草加市ならびに、草加市体育協会と連携協定が結べたことを大変うれしく思っております。草加市には当社の東京工場があり、シャトルやストリングの製造を行なっています。バドミントンチームも草加市の記念体育館でお世話になっており、そこで練習を重ねて、S/Jリーグ、そして世界に羽ばたく選手になれるよう頑張っています。草加市体育協会様から、草加市民の皆さんの健康をスポーツを通じて推進していこう、という熱い思いが届きました。われわれのスローガンには『独創の技術と最高の製品で、世界に挑戦する』という経営理念があります。世界最高のモノをつくり、世界最高のサービスをして、社会文化に貢献したい思いがありますが、まさしく、草加市の体育協会の皆さま、草加市の思いに似ているのなかと思っております。これからどのような形で貢献させてもらうかを一生懸命に考えながら、草加市の皆さんの健康推進をサポートさせて頂きたい思っています」
取材・写真/バドミントン・マガジン編集部