2月11日に開催された『JTB S/Jリーグ2018』は、新潟県新潟市、香川県高松市で行なわれた。ここでは女子の結果をダイジェストでお伝えしよう。
【新潟大会・Sブロック】
3連勝中の日本ユニシスと、前回NTT東日本に黒星を喫した2勝1敗のヨネックスが激突。負ければTOP4進出を逃す可能性もあるヨネックスは、第1ダブルスに登場した福万尚子/與猶くるみ(写真右)が、日本ユニシスの中西貴映/岩永鈴を21-13、21-9で退けてシングルスにつなげる。
そのシングルスは、ヨネックスの髙橋明日香(下写真)が、日本ユニシスの海老原詩織との勝負に挑むと、第1ゲームを髙橋が21-9で先制。第2ゲームは海老原が取り返して最終ゲームまでもつれると、負けられない勝負を髙橋が21-17で勝利。第2ダブルスは日本ユニシスの星千智/東野有紗が、世界ランク9位の櫻本絢子/髙畑祐紀子を2−0で下して一矢報いるも、ヨネックスが2−1で日本ユニシスに勝利。Sブロックのリーグ戦は、日本ユニシス、ヨネックス、そして他会場で行なわれたNTT東日本の3チームが3勝1敗の結果に。順位はマッチ率の差で日本ユニシスが1位、ヨネックスが2位となり、この上位2チームがTOP4への出場権を獲得している。
▼Sブロック(新潟市東総合スポーツセンター)
ヨネックス(3勝1敗)2−1日本ユニシス(3勝1敗)
福万尚子/與猶くるみ②〔21−13、21−9〕0●中西貴映/岩永鈴
髙橋明日香②〔21−9、14−21、21−17〕1●海老原詩織
櫻本絢子/髙畑祐紀子●0〔13−21、13−21〕②星千智/東野有紗
【高松大会・Sブロック】
2勝1敗でTOP4進出に望みを残すNTT東日本は、1勝2敗のACT SAIKYOと対戦した。NTT東日本は第1ダブルスの新玉美郷/渡邉あかねが、ACTの川島美南/齋藤夏(内定選手/埼玉栄高)を、第1・2ゲームともに17本に抑えて先制ポイントをつかむ。しかし、シングルスはACT・齋藤栞が、大家夏稀を2−0に抑えて、勝敗の行方は第2ダブルスに持ち越された。
どちらも譲れない第2ダブルスは、ACT・今野あゆみ/中村麻裕が第1ゲーム21-19で制したものの、第2ゲームはNTT東日本の尾﨑沙織/川島里羅が21-17で奪い返してファイナルゲームに突入。すると、今季3戦2勝の尾﨑/川島が最後は21-13に抑えて逆転勝利。NTT東日本が2−1で白星をつかみ、リーグ戦を3勝1敗で終えたものの、他チームとマッチ率の差で3位となり、TOP4進出は果たせなかった。
▼Sブロック(高松市総合体育館)
NTT東日本(3勝1敗)2−1ACT SAIKYO(1勝3敗)
新玉美郷/渡邉あかね②〔21−17、21−17〕0●川島美南/齋藤夏
大家夏稀●0〔17−21、15−21〕②齋藤栞
尾﨑沙織/川島里羅②〔19−21、21−17、21−13〕1●今野あゆみ/中村麻裕
◆Sブロック順位
1位 日本ユニシス(3勝1敗)
2位 ヨネックス(3勝1敗)
3位 NTT東日本(3勝1敗)
4位 ACT SAIKYO(1勝3敗)
5位 岐阜トリッキーパンダース(0勝4敗)
※1〜3位はマッチ率による
※日本ユニシスとヨネックスがTOP4進出
◆Jブロック順位
1位 再春館製薬所(4勝0敗)
2位 北都銀行(3勝1敗)
3位 山陰合同銀行(1勝3敗)
4位 七十七銀行(1勝3敗)
5位 日立化成(1勝3敗)
※再春館製薬所と北都銀行がTOP4進出
※3位と4位はマッチ率、4位と5位ゲーム率による
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人(新潟大会)