1月29日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれたインドネシアマスターズ(Super500)の結果が反映され、順位変動があった。
【男子シングルス】
インドネシアマスターズで決勝進出を遂げた桃田賢斗(写真)。結果は準優勝に終わったものの、高ポイントを加えて10万ポイント超えをしっかりキープ。首位を独走している。2位の石宇奇(シー・ユーチー/中国)、3位の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)も、上位を譲らなかった。なお、インドネシアマスターズ決勝で桃田を倒して優勝したアンダース・アントンセン(デンマーク)が、5ランクアップの15位に浮上している。
日本勢は、2番手の西本拳太が1ランクダウンの11位に後退。3番手の常山幹太は、17位を守った。4番手につけていた坂井一将は、9ランクダウンの41位と大きく後退。一つ順位を上げた五十嵐優が40位となり、日本勢3番手が入れ替わった。その差はわずか234ポイントだ。
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【女子シングルス】
10万ポイントは割ってしまったが、戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が首位をキープしている。2週前のマレーシアマスターズ(Super500)、インドネシアマスターズでともに準優勝に終わったキャロリーナ・マリーン(スペイン)は、高ポイントをつかみ2ランクアップして2位に浮上。しかし、マリーンはインドネシアマスターズ決勝のサイナ・ネワール(インド)戦で、右膝の前十字靭帯を断裂する大ケガを負い、トップ戦線からの離脱を余儀なくされた。なお、前週2位だった日本最上位の奥原希望(写真)は、一つ順位を落として3位としている。
そのほか、マレーシア、インドネシアの2大会で苦戦が続いた日本勢は、山口茜が6位、髙橋沙也加が12位、大堀彩が17位。高ポイントを上乗せできず、順位を上げることはできなかった。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO