12月20日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。年末最後のビッグイベントであるワールドツアーファイナルズ(中国・広州)の結果が反映され、日本人選手を含む上位陣に変動があった。ここでは男女シングルスを紹介しよう。
【男子シングルス】
WTファイナルズで準優勝の桃田賢斗(写真)は、そのファイナルズで10200ポイントを加算させて10万ポイントをキープ。がっちり首位を守る。2位はファイナルズ優勝の石宇奇(シー・ユーチー)で、91582ポイント。桃田とは約13000ポイント差をつけられている。3位以下は82024ポイントの周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)、4位は中国の諶龍(チェン・ロン)、5位は孫完虎(ソン・ワンホ/韓国)と続く。長くベスト4の一角を占めていた2017年世界王者のビクター・アクセルセン(デンマーク)は、2ランクダウンの6位に後退した。
日本勢は、2番手の西本拳太が1ランクダウンの10位。続く常山幹太が1ランクアップの17位、A代表残留が決まった坂井一将が32位と、それぞれ順位をキープしている。
男子シングルスの順位は こちら
【女子シングルス】
10万ポイント超えの戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が1位をキープした。戴資穎は今季Super500以上の大会で5優勝を飾り、そのほかにもアジア選手権、アジア大会でも優勝。今季も年間を通してその実力を発揮し続け、好結果を連発している。2位はWTファイナルズ準優勝で3ランクアップした奥原希望(写真)。11月の福州中国OP2位、香港OP優勝など、WT後半戦で好結果を残して日本人最上位まで順位を上げている。
逆に2位を守ってきた山口茜は、3ランクダウンの5位。WTファイナルズ優勝のプサルラ・V.シンドゥ(インド)が奥原に続く3位に浮上し、4位は陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が顔を並べる。世界女王のキャロリーナ・マリーン(スペイン)は4位から6位に後退し、年末に上位陣の順位が入れ替わった。
日本勢は、髙橋沙也加が12位、大堀彩が19位、三谷美菜津が1ランクアップの23位としている。佐藤冴香は7ランクダウンの30位と後退した。
女子シングルスの順位は こちら
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO