12月23日に国内最高峰リーグ『JTB S/Jリーグ2018』の函館大会、刈谷大会が行なわれた。ここでは2大会の男子ダイジェストを紹介しよう。
【函館大会】
開幕節の高岡大会で2連勝を飾ったトナミ運輸が、JR北海道と対戦。第1ダブルスはトナミのエース・園田啓悟/嘉村健士が2−0で勝利を飾ると、シングルスは常山幹太(上写真)がJR北海道の塚本光希を14本、12本で下し、トナミの勝利が確定。第2ダブルスは、JR北海道の内定選手・中峰信太朗(日本体育大)/武石優斗(明治大)が金子真大/久保田友之祐との接戦を制して一矢報いるも、2−1としたトナミ運輸がリーグ3連勝。敗れたJR北海道は、2連敗で白星がないまま年内の戦いを終えている。
▼Sブロック(函館アリーナ)
トナミ運輸(3勝)2−1JR北海道(2敗)
園田啓悟/嘉村健士②〔21−14、21−17〕0●東野圭悟/渡部大
常山幹太②〔21−14、21−12〕0●塚本光希
金子真大/久保田友之祐●0〔19−21、23−25〕②中峰信太朗/武石優斗
【刈谷大会】
今季2連敗中のトリッキーパンダースとJTEKT。ここでの1勝がSブロックのリーグ順位に大きく影響するが、その重要な戦いで白星を手にしたのは地元開催のJTEKT。第1ダブルスこそトリパンの井谷和弥/米田健司が接戦のファイナル勝負をモノにしたが、シングルスはJTEKTの松村健太が2−0で勝利。1−1となって回ってきた第2ダブルスは、JTEKTの北林悠/尾野拓郎ストレートで下して、JTEKTが2−1で勝利。S/Jリーグ初白星を手にした。敗れたトリパンは、この黒星で3連敗。苦しい状況が続き、次戦(2019年2月3日)のJR北海道に臨む。
▼Sブロック(刈谷市体育館)
JTEKT(1勝2敗)2−1トリッキーパンダース(3敗)
松本岳/小林晃●1〔23−21、19−21、19−21〕②井谷和弥/米田健司
松村健太②〔21−16、25−23〕0●福田春樹
北林悠/尾野拓郎②〔21−3、21−8〕0●藤井一貴/松井充
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/今井雅博