12月22日に国内最高峰リーグ『JTB S/Jリーグ2018』の京都大会、仙台大会が行なわれた。ここでは2大会の女子ダイジェストを紹介しよう。
【京都大会】
開幕節で2連勝を飾った日本ユニシスは、ACT SAIKYOと対戦。日本ユニシスは第1ダブルスにWTファイナルズ優勝の髙橋礼華(下写真・右)と、東野有紗のペアを起用。ACT SAIKYOの加藤美幸/柏原みきとの勝負は、21-18で髙橋礼/東野が第1ゲームを先制すると、第2ゲームは9本に抑えて髙橋礼/東野が勝利を飾った。
シングルスは今年いっぱいで日本ユニシスの退社を発表している奥原希望が登場した。チームを背負って戦う最後の試合、奥原はACT SAIKYOの林樂を第1ゲーム21-10に抑えると、第2ゲームも21-14。ラストゲームを白星で飾り、日本ユニシスの勝利を決めた。
日本ユニシスは第2ダブルスの星千智/中西貴映も第1ゲームこそ22-20と接戦と演じたが、第2ゲームを21-15に抑えて勝利。日本ユニシスは年内最後の試合を3−0で快勝し、Sブロックの暫定首位にたった。一方、敗れたACT SAIKYOはリーグ2連敗。上位チームとの対戦が続き、年内は白星なく終わった。
▼Sブロック(島津アリーナ京都)
日本ユニシス(3勝)3−0ACT SAIKYO(2敗)
髙橋礼華/東野有紗②〔21−18、21−9〕0●加藤美幸/柏原みき
奥原希望②〔21−10、21−14〕0●林樂
星千智/中西貴映②〔22−20、21−15〕0●今野あゆみ/重田美空
【仙台大会】
開幕節の高岡大会でS/Jリーグ初白星を手にした日立化成は、七十七銀行と対戦。2勝目をねらった日立化成だったが、地元で今季初勝利をめざす七十七銀行が奮起。第1ダブルスは内定コンビの重信萌夏(関西学院大)/毛利未佳(龍谷大)が、全日本社会人ベスト4の実績がある日立の本田恵利奈/清水望をストレートで下し、先制ポイントを奪取。シングルスでも杉野文保が日立の舟橋佳歩を2−0で下し、単複連勝した七十七銀行の勝利が確定。第2ダブルスも七十七銀行の河崎綾佳/嶺井優希が制し、地元ファンの前できっちり白星をつかんでいる。
▼Jブロック(ゼビオアリーナ仙台)
七十七銀行(1勝1敗)3−0日立化成(1勝2敗)
重信萌夏/毛利未佳②〔21−16、21−19〕0●本田恵利奈/清水望
杉野文保②〔21−12、21−19〕0●舟橋佳歩
河崎綾佳/嶺井優希②〔21−17、21−17〕0●篠田未来/石橋麻美子
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/江見洋子