12月16日に国内最高峰リーグ『JTB S/Jリーグ2018』の平塚大会が、神奈川県・トッケイセキュリティ平塚総合体育館で開催された。ここでは男子・女子の結果をダイジェストでお伝えしよう。
【男子・Sブロック】
男子は日立情報通信エンジニアリングとJTEKTが対戦。S/Jリーグ初優勝をねらう日立情報通信Eに対し、昨季の日本リーグ(現S/JリーグⅡ)優勝のフレッシュなJTEKTが挑んだ。
第1ダブルスは日立情報通信Eの竹内義憲/松居圭一郎が、JTEKTの松本岳/小林晃を16本、16本で抑える。シングルスは日立情報通信Eが内定選手の小本翔太(日本体育大4年)を起用すると、JTEKTは松村健太が登場。日体大の先輩・後輩同士の対決は、第1ゲームを後輩である小本が先制したものの、第2ゲームは先輩の松村が21-14で取り返し、さらにファイナルゲームもデュースの接戦を松村がモノにして勝利。1−1のタイに戻した。
第2ダブルスは、今年の全日本総合ベスト8の実績を持つ塚本好喜/高野将斗が、日体大の内定選手である市川和洋/馬屋原大樹(ともに4年)を11本、12本のストレートで下し、日立情報通信Eが今季3勝目を飾っている。
▼男子
日立情報通信E(3勝)2−1 JTEKT(2敗)
竹内義憲/松居圭一郎②〔21−16、21−16〕0●松本岳/小林晃
小本翔太●1〔21−14、14−21、20−22〕②松村健太
塚本好喜/高野将斗②〔21−11、21−12〕0●市川和洋/馬屋原大樹
【女子・Jブロック】
女子はS/Jリーグ3年目となる山陰合同銀行と、今季からS/Jリーグに昇格した日立化成が激突した。第1ダブルスは今年の全日本社会人ベスト4の実績を残している本田恵利奈/清水望が、山陰合同銀行の久後あすみ/横山めぐみを第1ゲーム9本に抑えてリードすると、第2ゲームも21-18で勝利。日立化成が先制のポイントをつかむ。
シングルスは全日本総合ベスト4の合銀の漆﨑真子が、福永彩を2−0で押しのけると、勝負の行方は第2ダブルスへ。その第2ダブルスは、第1ゲームを日立化成の篠田未来/石橋麻美子が21-14で先制。しかし、合銀の樽野恵/横山恵里香が第2ゲームを12本で取り返し、ファイナルゲームに突入する。どちらも負けられない勝負は、日立の篠田/石橋が21-17で振り切って勝利。日立化成がS/Jリーグ2戦目にして、はやくも初白星をつかんだ。
▼女子
日立化成(1勝1敗)2−1山陰合同銀行(2敗)
本田恵利奈/清水望②〔21−9、21−18〕0●久後あすみ/横山めぐみ
福永彩●0〔17−21、8−21〕②漆﨑真子
篠田未来/石橋麻美子②〔21−14、12−21、21−17〕1●横山恵里香/樽野恵
文/バドミントン・マガジン編集部