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【WTF決勝戦】奥原は3年ぶりの優勝ならず。シンドゥに敗れ準優勝<女子シングルス>

12月16日に開催されたバドミントンの年間王者を決めるBWFワールドツアーファイナルズ(中国・広州)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。5種目に計10名が参戦している日本勢は、混合ダブルスを除く4種目で決勝に進出している。ここでは、女子シングルスの熱戦をレポートしよう。

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女子シングルスの決勝は、奥原希望(写真)とプサルラ・V・シンドゥの対戦となった。過去の2人の対戦成績は6勝6敗。2016年リオ五輪の準決勝、昨年の世界選手権決勝など、大きな舞台で競い合ってきた2人がWTファイナルズのタイトルを争った。

3年ぶりの優勝を手にしたい奥原は第1ゲーム序盤、ドロップとクリアーでシンドゥを前後に揺さぶり、さらに、コートの四隅を広く使ったラリーも増やしていく。しかし、クリアーのわずかなズレがミスにつながり、10-15と相手にリードを許す。

その後も、積極的にドロップやカットで仕掛けて16オールに追いついたが、シンドゥのディフェンスをなかなか崩せず。結局、19-21でゲームを落とした。

第2ゲームも追いかける展開となった。奥原は丁寧なラリーを見せるが、手足のリーチが長いシンドゥ(写真)は、ドロップに対して素早く踏み込んで精度の高いヘアピンを決めてくる。なかなか主導権を握れない奥原は、相手のドリブンクリアーをスマッシュでねらって攻勢をかけたが、チャンスでのスマッシュがアウトになるなど決め切れず、点差が縮まらない。17-19の場面では、徹底して攻撃的なショットを打ち込んだが、シンドゥのカバー力が上回り、ポイントを奪えず。そのままシンドゥが押し切り、17-21。奥原は3年ぶりの歓喜をつかめず。逆にシンドゥは初のビッグタイトルを手中に収めた。

▼決勝

プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔21−19、21−17〕0●奥原希望69分

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取材・文/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

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