12月12日に開幕したBWFワールドツアーファイナルズ(中国・広州)。大会初日を終えた選手たちのコメントを紹介しよう。
初日のダイジェスト(ダブルス)はこちら
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀(右)
ポリイ/ラハユ(インドネシア)に2−0で勝利
高橋「強い相手とやる方が、引かずに前にいけるのかなと思います。自分たちの方が厳しいグループになっているけど、この3ペア(すべて)と戦えることは、普通のツアーではなかなかない。勝っても負けても3試合できるので、今後につながると思います。相手は、止まった状態でレシーブをすると強いけど、ロングラリーには弱いイメージがあったので焦らずにやるようにしました。シャトルが飛ばない会場でもあるので、決め急がずに我慢して、松友が後衛になったときも、カット系でゆっくりでいいと話していました。
今日は、自分のスマッシュのコースがうまくいって、松友が前で捕まえるパターンができていて、ここぞというときには自分も決めにいけたらと、うまく緩急をつけられたと思います。久々に、自分たちのやりたい形ができました」
※松友美佐紀のコメントはなし
松本麻佑(左)/永原和可那
G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)に2−0で勝利
松本「相手は大きい展開が主体。小さい展開はあまり得意ではないと思っていたので、そこで勝負をできたことが、最後のラリーの点の取り方としてよかったと思います。(前衛に入る形の手応えは?)私の方が、永原よりリーチがあるので、前に入って早いタッチでいければ、相手は嫌かなと。永原は後ろでも動けるので、後ろを任せる形もどんどん強化できればと思います。相手がどうこうというより、自分たちを信じて頑張りたいです」
永原「会場で練習をしてみても、ほかの選手から話を聞いても、シャトルが飛ばないという感じでした。だから、何本も打っていこうという気持ちで入って、しっかりと我慢勝負をして、最後に自分たちの(攻撃的な)形でぶつけていけたのでよかったです。シャトルが飛ばないとラリーは長くなるので、そこの作り方が明日も大事になると思う。初めてのファイナルズでも、思ったより緊張はなく、楽しく試合ができた。明日は勝ったことがない相手ですが、楽しみながら頑張っていきたいです」
取材・構成/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO