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【選手情報】奥原希望が日本ユニシス退社を発表

12月5日(水)、2016年リオ五輪女子シングルス銅メダル、2017年世界選手権優勝の奥原希望が、所属チームである日本ユニシスを退社することを、奥原のマネジメント会社が発表した。

奥原は“東京五輪を見据えて個人戦に集中したい”という考えから、2019年1月より新しい環境での活動を決断。今後の活動については、本人からあらためて発表される予定だ。

奥原は2013年4月に日本ユニシスに入社。その3カ月前のマレーシアOP(1月)で左ヒザの半月板を損傷しており、奥原の社会人生活は大ケガからのスタートだった。長いリハビリ期間を経て、同年の全日本総合で復帰(結果はベスト16)。しかし、翌14年4月、今度は右足の半月板損傷で2度目の手術を行なっている。

その後、ケガを乗り越えて2015年の日本代表メンバーに選出されると、同年ヨネックスOPジャパン(現ダイハツ・ヨネックスジャパンOP)で、スーパーシリーズ(現ワールドツアー)を初制覇。12月の全日本総合でも4年ぶり2度目の優勝を果たし、さらにはSSファイナルでも初制覇を遂げている。

奥原は2015年のジャパンOPで優勝。その後は全日本総合、SSファイナルも制した

2016年のリオ五輪では、同種目では初となる銅メダルを獲得。さらに2017年世界選手権(スコットランド)では、同種目で初の金メダルを手中におさめた。その後、ヒザや肩の故障などで思うような結果が残せなかったが、今年7月のタイOP(Super500)で優勝を飾ると、11月の香港OPで今季3つ目のタイトルをつかんでいる。また、先週に行なわれた全日本総合では、3大会ぶりに決勝に進出。優勝をめざして臨んだ決勝は、山口茜(再春館製薬所)に阻まれて準優勝。試合後、悔しさで涙を流す奥原の姿があった。

日本ユニシスの団体戦では、今年の全日本実業団(6月・山口)に出場。再春館製薬所との準決勝では、山口とのエース対決を制し、チームの優勝に貢献した。なお、日本ユニシスの一員として国内大会に出場する可能性があるのは、今週末に開幕するS/Jリーグ2018開幕戦(富山・高岡市)の岐阜トリッキーパンダース戦(8日)、NTT東日本戦(9日)と、12月22日のACT SAIKYO戦(京都)となる。

6月の全日本実業団に出場した奥原。シングルスのエースとしてチームを優勝に導いた

文/バドミントン・マガジン編集部

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