11月27日から開催されている第72回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。大会最終日の12月2日は、各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、女子ダブルス決勝を争った福島由紀/廣田彩花、髙橋礼華/松友美佐紀のコメントをお伝えしよう。
トーナメント表・結果は こちら
福島由紀(左)/廣田彩花
(岐阜トリッキーパンダース)
結果:髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)に21-15、21-13で勝利
福島「大会前の記者会見では、『連覇を意識せずに臨みたい』と話しましたが、前年優勝ということで相手に向かってこられ、また初戦から緊張感がすごくあって、自分たちらしい試合ができていませんでした。ですが昨日、今日と、自分たちらしくプレーして連覇でき、すごくうれしく感じています。高橋さんたちは組んで長いので、コンビがすごくよく、とくに高橋さんが後ろから打って松友さんが前でねらっている。ですから松友さんを前に出させないよう、高橋さんの強打をねらったり、自分たちから積極的に攻めていきました。途中で崩される場面もあったんですけど、うまく戦略を立て直していけたと思います」
廣田「自分では、去年の優勝は勢いだったと思います。ただ連覇できたことは、この1年の成果が出せたかな。タカマツさんはコンビがいいので、連続攻撃されて受け身にならないよう、出だしからしっかりできました。点差は開きましたが、内容的には苦しい場面もたくさんあり、点差ほどの差はなかったと思います。いま日本の女子ダブルスはレベルが高いので、海外でも対戦が続くと思いますし、相手も対策を練ってくる。そのなかでも自分たちのよさを出し、試合のなかで対応していきたいと思います」
髙橋礼華(左)/松友美佐紀
(日本ユニシス)
髙橋「昨日まで、とくに準決勝はいいプレーがたくさんできて。今日もこちらが攻める時間が長かったですし、あまりやられている印象はなかったです。相手ペアは、廣田選手が前、福島選手が後ろっていう形での早い攻撃が一番の持ち味だと思うんですけど、いまの試合は、その攻撃を結構返すことはできていましたし、レシーブ場面で崩れることがあまりなかった。思った以上に相手のいいプレーをさせなかったのは、今日やってみてよかったところです。ちょっとしたミス、簡単なミスをしてしまって、こういう点数で負けてしまったんですけど、そこを修正していけば次につながっていくと思う。プレー的にはいい感触しかない。ファイナルに向けていいプレーができてなと思います」
松友「結構ラリーの展開もできていたと思いますし、常に先手、先手で、自分たちが仕掛けていけたと思います。(日本人ペアと戦う難しさをどう感じているか)自分たちがやることは誰が相手であっても変わらないです。自分たちは(世界が)もっと強いときを知っているので、そういう意味では、強かった中国ペアのようなプレーができるようになりたいのはずっと変わらない。そういうプレーができるように、やっていきたいと思っています」
初日(予選)
ダイジェストはこちら
コメントはこちら
2日目(1回戦)
シングルスはこちら
ダブルスはこちら
3日目(2回戦)
シングルスはこちら
ダブルスはこちら
4日目(準々決勝)
シングルスはこちら
ダブルスはこちら
5日目(準決勝)
シングルスはこちら
ダブルスはこちら
ミックスはこちら
取材・構成/楊順行、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳