11月27日から開催されている第72回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。大会最終日の12月2日は、各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、男子ダブルス決勝を争った園田啓悟/嘉村健士、遠藤大由/渡辺勇大のコメントをお伝えしよう。
トーナメント表・結果は こちら
園田啓悟(左)/嘉村健士
(トナミ運輸)
園田「今回は、優勝するという強い気持ちで臨んでいました。だから、こういう形で優勝できて本当にうれしいです。昨日の準決勝を、ファイナルゲームのデュースで勝ちきることができて、そこからいい流れがきたんじゃないかと思います。遠藤/渡辺ペアとは何度も試合をしていて、レシーブがうまいというのはわかっていた。2人でしっかり我慢していけたこと、また嘉村が前衛で積極的にいってくれたので、自分は後衛でしっかり打つという気持ちでいけたことがよかったと思います。総合は国内で一番レベルの高い試合ですから、こうして優勝できたことは今後に向けてすごく弾みになると思っています」
嘉村「昨年は悔しい思いをしたので(準決勝敗退)、今年は絶対に優勝しようという気持ちで臨んで、優勝できて本当によかったです。今大会を振り返ると、苦しい試合もあったんですけど、その苦しい試合を乗り切ったからこそ、この優勝があったと思います。決勝の遠藤/渡辺は、すごくレシーブ力があってうまいペアなので、相手のペースに乗ってしまえば自分たちの弱いところが出てしまう。持ち味である低空戦を全面に出して、我慢しながら打ち込めたことがよかったと思います。五輪レースに臨む上で、この全日本総合で優勝するということは気持ち的にもプラスになりますし、勢いにも乗れると思います」
遠藤大由(右)/渡辺勇大
(日本ユニシス)
遠藤「悔しいの一言です。今大会は自分たちなりに課題を持って臨みましたが、世界トップで戦う強い選手には勝ちきれない部分が多々あったと思います。連続ポイントを許した試合内容だったので、そこを直していきたいです。(WTファイナルに向けては)今日のダメだった点をしっかり直して、1勝でも多くできたらいいかなと思います。
渡辺「相手のパフォーマンスがよかったですし、難しいゲームだったのですが…悔しいですね。(試合内容については)ラリーの中でだんだん不利になる場面が多くて、それを一回ゼロにするのか、それでも攻撃を続けるのかの判断が今の試合ではできなかったなと思います。(WTファイナルに向けて)気持ちを切り替えて、最高のパフォーマンスが出せるように頑張っていきたいです」
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取材・構成/吉井信行、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳