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【全日本総合2018】「今大会のテーマである我慢ができた」(山口)<決勝コメント−2>

11月27日から開催されている72回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。大会最終日の12月2日は、各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、女子シングルス決勝を争った山口茜、奥原希望のコメントをお伝えしよう。

トーナメント表・結果は こちら

山口 茜(再春館製薬所)

結果:奥原希望に21−16、17−21、21−11で勝利

「奥原さんに対してはこれまで、長いラリーに我慢できず、攻めたくなったところを利用されたり、ミスしたりしてしまうことが多かったんです。また今日の試合は1ゲーム目が飛ばないコートだったので、攻めたい気持ちを抑えてしっかりガマンすることを心がけました。奥原さんのミスが多かったこともあり、今大会のテーマであるガマンができたと思います。

2ゲーム目の飛ぶコートでは、(16オールから)リードされて“ダメかな”と集中を欠いてしまいましたが、そこは3ゲーム目にしっかり集中し直して1本1本丁寧にやれました。レシーブでは、相手のチャンス球もしっかり返すことができたりして、そこは(今回の総合で)ダブルスをやっていたおかげかもしれません。連覇というのは結果としてうれしいですが、それよりも今日の試合で、いい内容のプレーができたことの満足感が大きいです」

奥原希望(日本ユニシス)

「正直、準決勝までの試合とはレベルに違いがあって、2分間の練習から本当に質が違うなと、ワクワクして試合に臨みました。今日は茜ちゃんが攻めて、私が守るといういつもの展開とは違って、私が攻めて茜ちゃんが守る、という展開になりました。そのなかで、私の課題でもある攻撃という面ではすごくいい部分が出せましたが、崩した後の最後の詰めが甘くなったり、ミスしてしまったりしたのが多かったのかなと。それでファイナルゲームでも流れをつかむことができなかったと思うし、そこがすごく悔しいです。

茜ちゃんと総合の決勝をやるのが初めてで、世界のトップレベルのラリーが繰り広げられたと思うし、自分も楽しく日本最高峰の大会の決勝戦を戦えたので、結果には満足していないけど、内容としては楽しく終われました」

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取材・構成/楊順行、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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