11月27日から開催されている第72回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。大会最終日の12月2日は、各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、男子シングルス決勝を争った桃田賢斗、西本拳太のコメントをお伝えしよう。
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桃田賢斗(NTT東日本)
結果:西本拳太(トナミ運輸)21−9、18−21、21−11に勝利
「今日はずっと一緒にプレーしている西本選手との対戦。楽しみ半分、でも、昨日までの(西本の)プレーを見て、怖さ半分という気持ちでコートに入りました。序盤は自分が優位に試合を進められたのですが、2ゲーム目、相手の気迫というか、気持ちが入ったシャトルの勢いに押されてしまい…。最後、ファイナルゲームは意地で勝てたかなという感じです。
(3年ぶりの優勝について聞かれ)去年は、声を出すこと一つにしても、ガッツポーズにしても、自分を出せずに終わってしまって……いろいろなことを考えながらプレーして、それで準々決勝で負けてしまいました。今年はなんとしても優勝したいという気持ちが強くて、今年1年積み上げてきたものを、自信を持ってプレーできましたし、本当にこの3年間、いろいろな方に支えられて、決勝で楽しみながらプレーできましたし、すごく感謝しています。これからもこの気持ちを忘れず、1試合1試合戦っていきたいなと思います」
西本拳太(トナミ運輸)
「試合がコールされてセンターコートに入るまで、自分が思っていた以上の歓声があって、すごく幸せな気持になりました。声援も多くてすごくうれしかったです。
決勝の序盤は硬さもありましたけど、それ以上に、桃田選手の配球や試合の進め方がうまく、どんどん先手を取られてしまいました。風下、風上での戦術、気持ちの面、こういうプレッシャーのなかでもしっかり勝ちきるところが桃田選手の強さであり、見習うべきところ。自分もそういう選手になれるよう、心身ともに成長していきたいです。日本のお客さんの前で、桃田選手と決勝を戦えたのはすごく幸せなこと。ここで戦えたことが、これからの自信になっていくと思います。絶対に東京オリンピックに出場したいですし、メダルも見すえて、今後の練習に取り組んでいきたい。一試合、一試合、一球一球を大切にして、2019年も頑張ります」
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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳