日本の頂点を決める「第72回全日本総合選手権」。大会5日目の12月1日は、各種目で準決勝を実施。ここでは、女子シングルスの試合後の選手コメントを紹介しよう。
トーナメント表・結果は こちら
保木卓朗(左)&小林優吾
(トナミ運輸)
結果:園田/嘉村に13-21、21-19、20-22で敗戦
保木「2ゲーム目から、相手の得意パターンである低空ラリーを自分たちはしないように大きい展開でいって、落とすところはしっかり落とす作戦でいったら、それがうまくいきました。ファイナルは終盤に追いつくことができたんですが、そこからは相手のほうが一枚上手で、惜しかっただけに悔しいです。(来年に向けて、という問いに)この全日本総合が毎年、個人戦ラストのビッグイベントですが、ここまで1年間やってきたことで、とりあえずいっぱいいっぱいです。いまは来年のことは考えられないです」
小林「ファイナルゲームは20-22でしたが、中盤もあまり納得いくプレーができずに、逃げ腰の弱い球ばかりの展開にしてしまいました。本来ならドライブを沈めて下からとらせて、というプレーができたんですけど、今日は相手もドライブが速いのでその展開にもっていけませんでした。(来年に向けて、という問いに)全日本総合は大事な大会ですけど、自分にとってはワールドツアーだったり、いろいろな大会のなかの一つ。これを次に生かすということを繰り返していい結果が残せるように、大会ごとにレベルアップしたいです」
小野寺雅之(右/早稲田大)&岡村洋輝(日本ユニシス)
結果:遠藤大由/渡辺勇大に5-21、11-21で敗戦
岡村「相手はチームの先輩で、どれだけできるかだったんですけど、パフォーマンスとしては自分たちの持っている半分も出せませんでした。つなぎやサービス周りとか、細かいミスが本当に多く出てしまって、自分たちでノっていけないというか、勢いづけられませんでした。(この大会で)ベスト4はうれしいんですけど、“四つ角”の井上/金子ペアが(2回戦で)負けて対戦をしていないので、ラッキーといえばラッキーです。でも、これで満足しないようにはしたいです」
小野寺「初めて準決勝という舞台に立って、やはり1・2回戦とは雰囲気が違って、その雰囲気に飲まれてしまい、いつも通りのパフォーマンスができませんでした。遠藤(大由)/渡辺(勇大)ペアはレシーブがうまいので、そこは我慢して打ち続けようという話をしていたんですけど、思った以上にレシーブが堅くて、自分がハーフから打っても決まらなかったですし、最後に我慢しきれずにミスをしたのは自分たちでした。そこをもっと我慢して攻められるようにしたいです」
初日(予選)
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2日目(1回戦)
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3日目(2回戦)
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4日目(準々決勝)
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取材・構成/吉井信行、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳