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【全日本総合2018】桃田、山口、奥原など世界トップらが順当に2回戦へ!<男女シングルス>

11月27日から開催されている第72回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。大会2日目の28日は、各種目1回戦が行なわれた。ここでは男女シングルスのダイジェストをお送りしよう。

トーナメント表・結果は こちら

【男子シングルス】

世界ランキング1位の桃田賢斗(写真・NTT東日本)が、「緊張して足が震えた」という初戦を乗り越え、3年ぶりの総合制覇に向けてスタートを切った。

山口容正(Shuttle & Sons)との1回戦、昨年の反省を踏まえて第1ゲームの出だしから順調にポイントを重ねたが、中盤に逆転を許して16−18と劣勢に。「16−17で負けているとき、相手にネット前でやられてから少し吹っきれて、ギアを上げられた」と、ここから5ポイント連取。桃田は「手が震えていて繊細なショットが打てなかった」と、得意のネット前で優位に立てなかったが、「ジャンピングスマッシュや攻撃的なショットはよかった」と総合力で勝利を手にした。

昨年の覇者・武下利一、2016年優勝の西本拳太(ともにトナミ運輸)は、どちらもデュースにもつれる場面があったものの、2−0のストレートで勝利し2回戦に進出。同4強の常山幹太(トナミ運輸)は、藤原圭祐(法政大)に第1ゲームで先制を許す展開となったが、第2ゲームを取り返した後のファイナルゲームもしっかり制し、逆転勝利で2回戦進出を決めている。

【女子シングルス】

2連覇をねらう山口茜(再春館製薬所)、3年ぶりの頂点をめざす奥原希望(写真/日本ユニシス)が、やや苦戦しながらも初戦を突破した。山口は今年のインカレ準優勝・朝岡依純(龍谷大)に対して、「自分から仕掛けていけずに、相手にやりたいようにプレーさせてしまった」と第1ゲームを失う展開。しかし、第2ゲームをすぐさま奪い返すと、ファイナルゲームは力の差を見せて突き放した。

また、昨年の全日本総合では右ヒザのケガの影響で1回戦の1ポイントをプレーしたのみで棄権している奥原は、初めてプレーする会場での環境に「不安があった」と話し、第1ゲーム終盤までリードを許す苦しい状況だった。それでも、18−20から4ポイント連取で逆転に成功すると、「今日はサービスが不安定だったので、勝負どころではショートサービスに変えた」と、冷静さを見せて2−0での勝利につなげている。

2年前の覇者・佐藤冴香(ヨネックス)、2013年に優勝している三谷美菜津(NTT東日本)も、2−0のストレート勝利で2回戦へ。今年9月のジャパンOP(Super750)で4強入りを果たしている大堀彩(トナミ運輸)ら、日本ランキング上位者が順当に勝ち上がっている。

初日・予選

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2日目

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取材・文/田辺由紀子

写真/菅原淳

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