11月18日に開催されたS/JリーグⅡ(茨城・石岡運動公園体育館)最終日は、男女リーグ戦の残り2試合が行なわれ、最終順位が決定した。 ここでは、女子リーグのダイジェストをお伝えしよう。
【女子ダイジェスト】
大会2日目を終え、5連勝の広島ガスとPLENTY GLOBAL LINXに優勝争いが絞られた女子リーグ。最終試合で激突する両チームにとっては、最終日の初戦(第6戦)を勝利して臨みたかったところだろう。しかし、ここで悔しい一敗を喫したのが、PLENTY GLOBAL LINXだった。その第6戦・三菱電機との勝負を1−2で落とし、重い足かせを作った状況で広島ガスとの勝負に挑むことになった。
一方、6連勝を飾った広島ガスは、PLENTY GLOBAL LINXとの試合に勝てば文句なしの優勝。しかし、負ければ6勝1敗で2チームが並ぶも、マッチ率の差で優勝を相手に譲る可能性があっただけに、是が非でも勝利の二文字が必要。
勝負のポイントは第1ダブルスとされたが、広島ガスはここまで3勝2敗と波に乗れていなかった平井亜紀(写真左)/亀田楓が奮起。PLENTY GLOBAL LINXの早川紗保里/村上晃との第1ゲームを17本で奪うと、続く第2ゲームも気迫を前面に押し出して21-18で勝利。続くシングルスは、広島ガスのエース・下田菜都美が、負けられないプレッシャーがあるなか15本、13本で相手を抑え、歓喜のガッツポーズ。第2ダブルスも制した広島ガスが7戦全勝でリーグ制覇を遂げ、S/Jリーグ昇格へ一歩近づいた。
準優勝は5勝2敗で昨季から順位を上げたPLENTY GLOBAL LINX。3位は今季久々にS/JリーグⅡに復帰した百十四銀行が、若手メンバーを中心に勝利を重ねて上位進出を果たしている。
◆女子リーグ勝敗
1位:広島ガス 7勝0敗
2位:PLENTY GLOBAL LINX 5勝2敗
3位:百十四銀行 5勝2敗
4位:三菱電機 4勝3敗
5位:Cheerful鳥取 3勝4敗
6位:東海興業 2勝5敗
7位:JR北海道 2勝5敗
8位:トヨタ自動車 0勝7敗
※2位、3位と6、7位はマッチ率による
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳