11月16日に日本のトップチームのS/JリーグⅡが、茨城県・石岡運動公園体育館で開幕。昨年まで日本リーグ(旧・日本リーグ2部)の名称で開催されていたが、今年からトップカテゴリーのS/Jリーグ(旧・日本リーグ)に合わせて名称を変更した。
前回大会はS/Jリーグのチーム数増加にともない(男女各8チーム→10チーム)、S/JリーグⅡから2チームが自動昇格。しかし、今年は例年通り、優勝した男女各1チームが、2月に開催されるS/Jリーグ最下位チームとの入替戦に臨むことになる。
【女子ダイジェスト】
3日間の短期決戦で決まるS/JリーグⅡ。その戦いで幸先よくスタートをきったのは、前回リーグ3位の広島ガスと、同4位のPLENTY GLOBAL LINX。初日2連勝の両チームは、2日目の3試合もそれぞれ勝利をつかみ、5連勝を飾った。
ただし、優勝候補の広島ガスは、第5戦で対戦した三菱電機に辛勝。第1ダブルスに出場した平井亜紀/亀田楓は、ファイナル勝負の末に敗戦。シングルスの下田菜都美(写真)が勝利をつかんでチームの勝敗を1−1のイーブンとしたが、第2ダブルスは広島ガスの江藤理恵/小田菜摘が第1ゲームを20-22で失う。負ければ優勝のチャンスが遠ざかる可能性もあったが、第2、3ゲームは江藤/小田がしっかり立て直して逆転勝利。PLENTY GLOBAL LINXとの優勝争いにしっかり踏みとどまった。
リーグ戦は5連勝のPLENTY GLOBAL LINXと広島ガスを、3勝2敗のCheerful鳥取とチャレンジリーグ優勝・百十四銀行が追う展開。PLENTY GLOBAL LINXと広島ガスは、最終戦で激突する。
◆S/JリーグⅡ・女子リーグの勝敗
PLENTY GLOBAL LINX:5勝0敗
広島ガス:5勝0敗
Cheerful鳥取:3勝2敗
百十四銀行:3勝2敗
三菱電機:2勝3敗
東海興業:2勝3敗
JR北海道:0勝5敗
トヨタ自動車:0勝5敗
PLENTY GLOBAL LINX:棟居長行監督
「危ない試合もありましたが、今日はダブルスが頑張ったなと思います。前回の大会では悔しい思いをしているので、残り2試合をしっかり勝って入替戦にいきたいです」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳