11月15日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。福州で行なわれた中国OP(Super750)の結果が反映され、活躍した日本人選手がポイントと順位を上げている。
【男子シングルス】
上位陣に変動なし。1位を守る桃田賢斗(写真)は中国OPのポイントを加え、ついに10万ポイント超えを達成。2位の石宇奇(シー・ユーチー/中国)とは1万2655ポイント差と、世界ランク1位の座を揺るぎないものにしている。日本勢は、西本拳太(11位)、常山幹太(19位)、坂井一将(29位)と、桃田とともにワールドツアー上位大会で戦うA代表が続く。
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【女子シングルス】
戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が10万ポイント超えで首位を独走。2位の山口茜(写真)が追うが、3位に浮上した陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)との差が詰まっており、わずか234ポイントとなった。日本勢は、奥原希望(6位)、髙橋沙也加(11位)、大堀彩(18位)、佐藤冴香(20位)、三谷美菜津(23位)と続き、順位は変わらなかった。
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【男子ダブルス】
10万ポイント超えのギデオン(写真右)/スカムルヨ(インドネシア)が首位を独走。李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)に続き、園田啓悟/嘉村健士が3位を守った。日本勢は、井上拓斗/金子祐樹が順位を一つ落として8位に。すぐ下の9位につける遠藤大由/渡辺勇大との差は、わずか554ポイント差と詰まってきた。
4番手は保木卓朗/小林優吾(23位)。5番手は、2ランクアップした古賀輝/齋藤太一(57位)。10ランクダウンとなった竹内義憲/松居圭一郎(58位)と順位が入れ替わったが、わずか200ポイント差と熾(し)烈な争いが続いている。
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【女子ダブルス】
5種目で唯一、1位が10万ポイントを超えていない激戦の女子ダブルス。福島由紀/廣田彩花(写真左)、髙橋礼華/松友美佐紀のワンツーに、松本麻佑/永原和可那が続き、日本勢が1〜3位を独占した。続く米元小春/田中志穂(6位)、櫻本絢子/髙畑祐紀子(10位)も順位を守り、志田千陽/松山奈未(14位)、福万尚子/與猶くるみ(16位)が後を追う。
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【混合ダブルス】
鄭思維(写真右/チェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が10万ポイント超えで独走。5種目で最も高い10万8600ポイントを得ている。日本勢は渡辺勇大/東野有紗が5位を守る。続く2番手はミックス専任ペアの権藤公平/栗原文音(39位)。同じくミックス専任ペアとして海外の大会で挑戦を続ける浦井唯行/宮浦玲奈(78位)、三橋健也/篠谷菜留(81位)もポイントを重ね、少しずつ順位を上げている。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO