11月9日に開催されたBWFワールドツアー・中国OP(福州/Super750)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
男子シングルスに登場した桃田賢斗(写真)は、元世界ランク1位の孫完虎(ソン・ワンホ/韓国)と対戦した。第1ゲームは11 -10から先に抜け出した桃田が21-17で先制。第2ゲームも13-12から6連続得点で一気に突き放し、桃田が2−0で勝利。準決勝進出を果たした。
髙橋礼華/松友美佐紀、松本麻佑/永原和可那(左)の2組が勝ち残った女子ダブルスは、ともに2−0のストレート勝利を飾る。髙橋/松友は中国の若手・李汶妹(リ・ウェンメイ)/鄭雨(ツェン・ユ)を13本、15本で退ければ、松本/永原は韓国のベテラン・張藝娜(ジャン・イェナ)/鄭景銀(ジュン・キュンユン/韓国)を第1ゲーム15本に抑えると、第2ゲームは後半までもつれた接戦を21-19で制して準決勝進出を決めた。
混合ダブルスでは、渡辺勇大(左)/東野有紗が韓国の若手ペアと対決。渡辺/東野は第1ゲーム19本で奪うと、第2ゲームも24オールまでもつれた勝負を最後は振り切って勝利。ベスト4入りを決めている。また、奥原希望と髙橋沙也加の日本人対決となった女子シングルスは、奥原に軍配。第1ゲーム4本、第2ゲーム10本と、奥原が同じチームメイトでもある髙橋を完封し、準決勝に駒を進めている。
日本選手の結果、10日準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
周天成(台湾)②〔21−14、21−14〕0●スリカンス・キダムビ(インド)35分
諶龍(中国)②〔21−18、21−16〕0●アンダース・アントンセン(デンマーク)58分
石宇奇(中国)②〔16−21、21−14、21−14〕1●アンソニー・ギンティン(インドネシア)62分
桃田賢斗②〔21−17、21−14〕0●孫完虎(韓国)46分
▼準決勝
桃田賢斗 − 諶龍(中国)
石宇奇(中国) − 周天成(台湾)
【女子シングルス】
何冰嬌(中国)②〔21−17、17−21、21−15〕1●プサルラ・V.シンドゥ(インド)69分
陳雨菲(中国)②〔15−21、21−9、21−11〕1●ラチャノック・インタノン(タイ)57分
奥原希望②〔21−4、21−10〕0●髙橋沙也加28分
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−11、21−13〕0●ベイウェン・ツァン(アメリカ)29分
▼準決勝
陳雨菲(中国) − キャロリーナ・マリーン(スペイン)
奥原希望 − 何冰嬌(中国)
【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔22−20、21−17〕0●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)40分
張楠/劉成(中国)②〔21−14、21−11〕0●廖敏竣/蘇敬恒(台湾)44分
譚強/何濟庭(中国)②〔21−15、14−21、21−19〕1●李俊慧/劉雨辰(中国)39不運
セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−11、16−21、21−12〕1●シェティ/ランキレッディ(インド)42分
▼準決勝
セティアワン/アッサン(インドネシア) − 譚強/何濟庭(中国)
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) − 張楠/劉成(中国)
【女子ダブルス】
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−17、17−21、21−18〕1●ポリイ/ラハユ(インドネシア)69分
松本麻佑/永原和可那②〔21−15、21−19〕0●張藝娜/鄭景銀(韓国)40分
金昭英/蔡侑玎(韓国)②〔21−17、21−16〕0●ベク・ハナ/キム・ヘリン(韓国)39分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−13、21−15〕0●李汶妹/鄭雨(中国)42 分
▼準決勝
松本麻佑/永原和可那 − 金昭英/蔡侑玎(韓国)
髙橋礼華/松友美佐紀 − 李紹希/申昇瓚(韓国)
【混合ダブルス】
何濟庭/杜玥(中国)②〔21−18、21−19〕0●アーマド/ナトシール(インドネシア)42分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−10、19−21、21−11〕1●デチャポル/サプシリー(タイ)60分
王懿律/黄東萍(中国)②〔18−21、21−16、21−14〕1●ジョルダン/オクタビアニ(インドネシア)60分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−19、26−24〕0●キム/ベク(韓国)58分
▼準決勝
渡辺勇大/東野有紗 − 王懿律/黄東萍(中国)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − 何濟庭/杜玥(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO