10月18日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークOP(オデンセ・Super750)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
シード選手らが苦杯を喫する場面が多い今大会。男子シングルスでは桃田賢斗(写真)、西本拳太、常山幹太の3選手が2回戦に登場。桃田はタイの若手選手を21-14、21-13のストレートで勝ちで退け準々決勝進出を決めたが、西本は中国選手に、常山は周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)にそれぞれ0−2で敗れて上位進出はならなかった。
男子ダブルスは3組がベスト8入りを果たした。初戦で長身のロシアペアを下した園田啓悟/嘉村健士は、世界選手権で対戦した陳宏麟(チェン・フンリン)/王齊麟(ワン・チーリン/台湾)と激突。過去6戦5勝の相手ペアを16本、16本で制して2回戦を突破。井上拓斗/金子祐樹(写真手前)は地元のアントンセン/ノーア(デンマーク)を21-11、21-10で封じたほか、保木卓朗/小林優吾もインドネシアのペアを下して準々決勝に進出している。
女子シングルスは奥原希望(写真)が、川上紗恵奈との日本人対決を制して準々決勝へ。山口茜はインドのサイナ・ネワールに0−2で敗れている。女子ダブルスは福島由紀/廣田彩花がデンマークペアに快勝したものの、中国&韓国OP優勝の髙橋礼華/松友美佐紀は韓国ペアに敗戦。米元小春/田中志穂と福万尚子/與猶くるみの日本人ペア対決は、米元/田中に軍配が上がっている。
混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、マレーシアのチャンPS/ゴーLY(マレーシア)に0−2で敗れ、準々決勝進出はならなかった。
日本選手の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−14、21−13〕0●サッパニュ・アビヒンサノン(タイ)41分
西本拳太●0〔20−22、12−21〕②黄宇翔(中国)44 分
常山幹太●0〔18−21、16−21〕②周天成(台湾)40分
▼準々決勝
周天成(台湾) − 孫完虎(韓国)
アンダース・アントンセン(デンマーク) − 黄宇翔(中国)
スリカンス・キダムビ(インド) − サミール・バラマ(インド)
桃田賢斗 − コーシット・ペッパダブ(タイ)
【女子シングルス】
奥原希望②〔21−15、21−14〕0●川上紗恵奈35分
山口 茜●0〔15−21、17−21〕②サイナ・ネワール(インド)36分
▼準々決勝
戴資穎(台湾) − 陳雨菲(中国)
奥原希望 − サイナ・ネワール(インド)
何冰嬌(中国) − 蔡炎炎(中国)
グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア) − リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)
【男子ダブルス】
保木卓朗/小林優吾②〔21−12、21−18〕0●ハルディアント/アングリアワン(インドネシア)34分
井上拓斗/金子祐樹②〔21−11、21−10〕0●アントンセン/ノーア(デンマーク)31分
園田啓悟/嘉村健士②〔21−16、21−16〕0●陳宏麟/王齊麟(台湾)36分
▼準々決勝
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) − 保木卓朗/小林優吾
井上拓斗/金子祐樹 − 園田啓悟/嘉村健士
韓呈愷/周昊東(中国) − セティアワン/アッサン(インドネシア)
廖敏竣/蘇敬恒(台湾) − ラングリッジ/エリス(イングランド)
【女子ダブルス】
福島由紀/廣田彩花②〔21−9、21−14〕0●フォウガード/トゥーグセン(デンマーク)44分
髙橋礼華/松友美佐紀●0〔18−21、14−21〕②キム/コン(韓国)47分
米元小春/田中志穂②〔21−18、21−15〕0●福万尚子/與猶くるみ47分
▼準々決勝
福島由紀/廣田彩花 − ポンナッパ/レッディ(インド)
米元小春/田中志穂 − 李茵暉/杜玥(中国)
ポリイ/ラハユ(インドネシア) − イストラニ/プラディプタ(インドネシア)
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ) − キム/コン(韓国)
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗●0〔18−21、16−21〕②チャンPS/ゴーLY(マレーシア)42分
▼準々決勝
チャンPS/ゴーLY(マレーシア) − 徐承宰/蔡侑玎(韓国)
アーマド/ナトシール(インドネシア) − クリスチャンセン/ペデルセン(デンマーク)
ゴーSH/ライSJ(マレーシア) − デチャポル/サプシリー(タイ)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − C・アドコック/G・アドコック(イングランド)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO