1月26日にBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(Super500/ジャカルタ)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
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日本勢で男子シングルスに登場したのは坂井一将。デンマークの21歳・ラスムス・ゲンケと対戦すると、第1ゲームは21-9で先制。第2ゲームは、坂井が15-10から一時逆転を許す場面もあったが、最後は4連続得点などで引き離して勝利。Super500(旧スーパーシリーズ)では、昨年6月のインドネシアOP準優勝以来となる準決勝進出を果たした。
女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀は、韓国の張藝娜(ジャン・イェナ)/鄭景銀(ジュン・キュンユン)と対戦した。先制したのは髙橋/松友。第1ゲーム14本で韓国ペアを抑えると、続く第2ゲームは8本で制圧して勝利。髙橋/松友は、昨年9月の韓国OP以来となるベスト4入りを決めた。
女子シングルスには奥原希望が出場。1、2回戦を2−0のストレートで勝ち上がった奥原は、世界ランク4位のラチャノック・インタノン(タイ)と激突した。第1ゲームは中盤12−9とリードした奥原だったが、ジワジワ点差をつめられると、16-14から相手に逆転され先制を許す。第2ゲームは前半6−7とした奥原だったが、その後は連続失点などを喫して10-21。右ヒザ負傷からの復帰戦は、ベスト8の成績で終えている。
このほか、男子シングルスでは、インドネシアのアンソニー・ギンティンが、リオ五輪金メダリストの諶龍(チェン・ロン/中国)を下して準決勝へ。またインドネシアのベテラン、ソニー・ドゥイ・クンチョロを下した孫完虎(ソン・ワンホ/韓国)もベスト4に進出。決勝戦をかけて坂井と準決勝で対戦する。
準々決勝の結果と、準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
坂井一将②〔21−9、21−18〕0●ラスムス・ゲンケ(デンマーク)38分
アンソニー・ギンティン(インドネシア)②〔21−11、16−21、21−18〕1●諶龍(中国)67分
周天成(台湾)②〔15−21、21−16、21−18〕1●H・K・ヴィテンフス(デンマーク)64分
孫完虎(韓国)②〔21−14、21−14〕0●ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア)44分
▼準決勝
アンソニー・ギンティン − 周天成
坂井一将 − 孫完虎
【女子シングルス】
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−17、21−10〕0●奥原希望37分
戴資穎(台湾)②〔21−11、21−8〕0●成池鉉(韓国)
サイナ・ネワール(インド)②〔21−13、21−19〕0●プサルラ・V.シンドゥ(インド)37分
何冰嬌(中国)②〔21−19、12−21、21−16〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)66分
▼準決勝
ラチャノック・インタノン − サイナ・ネワール
戴資穎 − 何冰嬌
【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)②〔20−22、21−14、21−14〕1●陳宏麟/王齊麟(台湾)45分
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔23−21、15−21、21−19〕1●ピーターセン/コールディング(デンマーク)66分
張楠/劉成(中国)②〔21−18、20−22、21−12〕1●ゴーVS/タンWK(マレーシア)53分
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔12−21、21−17、21−10〕1●盧敬堯/楊博涵(台湾)58分
▼準決勝
ギデオン/スカムルジョ − シェティ/ランキレッディ
李俊慧/劉雨辰 − 張楠/劉成
【女子ダブルス】
ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−16、21−15〕0●蔡侑玎/金慧麟(韓国)44分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−14、21−8〕0●張藝娜/鄭景銀(韓国)34分
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−12、21−17〕0●ハリス/プラディプタ(インドネシア)33分
リターユール/ペデルセン(デンマーク)②〔21−18、21−10〕0●ラウィンダ/ジョンコパン(タイ)35分
▼準決勝
ポリイ/ラハユ − 李紹希/申昇瓚
髙橋礼華/松友美佐紀 − リターユール/ペデルセン
【混合ダブルス】
アーマド/ナトシール(インドネシア)②〔21−18、21−19〕0●張楠/劉玄炫(中国)42分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−14、21−15〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)28分
ゴーSH/ライSJ(マレーシア)②〔15−21、21−16、21−16〕1●タンKM/ライPJ(マレーシア)61分
ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔21−11、18−21、21−17〕1●サプトラ/イスラミ(インドネシア)45分
▼準決勝
アーマド/ナトシール − ジョルダン/オクタビアンティ
鄭思維/黄雅瓊 − ゴーSH/ライSJ
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IC…インターナショナルチャレンジ
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO