10月7日に開催されたBWFワールドツアー・台北OP(Super300)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
同国決勝となった女子ダブルスは、志田/松山が第1ゲームを先制。中盤から引き離して21-10で優勝に王手をかけると、続く第2ゲームは互いにポイントを奪い合うシーソーゲームに。15-16と拮抗したが、ここから5連続得点で先に抜け出したは志田/松山だ。マッチポイントをつかむとそのまま押し切って優勝。志田/松山がSuper300でうれしい初Vを飾った。
男子シングルスの武下利一は、マレーシアの新星・リー・ジジャと激突。長身選手を相手に、武下は第1ゲームを落としたものの、第2ゲームを奪い返して、勝負の行方はファイナルゲームへ。前半4−5とした武下だったが、ここからじわじわと点差を広げられる展開に。中盤以降もなかなか連続得点がつかめず、最後は11-21で敗れ、準優勝となった。
女子シングルスは地元台湾のスター選手である戴資穎(タイ・ツーイン)が、デンマーク選手をファイナルゲームの末に退けて優勝。台湾対決となった男子ダブルスは、世界選手権銅メダルの陳宏麟(チェン・フンリン)/王齊麟(ワン・チーリン)に軍配があがった。混合ダブルスはインドネシアの新鋭・プラセチャ/イスラミが2−0で台湾ペアを下して頂点に立っている。
決勝戦の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−17、16−21、21−11〕1●武下利一63分
【女子シングルス】
戴資穎(台湾)②〔17−21、21−10、21−13〕1●リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)47分
【男子ダブルス】
陳宏麟/王齊麟(台湾)②〔22−20、21−9〕0●廖敏竣/蘇敬恒(台湾)42分
【女子ダブルス】
志田千陽/松山奈未②〔21−10、21−17〕0●栗原文音/篠谷菜留39分
【混合ダブルス】
プラセチャ/イスラミ(インドネシア)②〔21−15、21−11〕0●楊博涵/呉玓蓉(台湾)30分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO