10月4日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週の韓国OP(9月25日〜30日/ソウル/Super500)の結果が反映され、好結果を残した日本人選手がポイントを加え、順位を上げている。
【男子シングルス】
日本人男子初の1位となった桃田賢斗が、8万7107ポイントでその座を守る。2位は中国のエースとして成長を遂げている中国の石宇奇(シー・ユーチー/8万1692ポイント)、3位はビクター・アクセルセン(デンマーク/7万7704ポイント)と続いている。韓国OP優勝を果たした周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)は4位のまま。
日本人2番手の西本拳太(写真)は、韓国OPベスト4のポイントを加えたものの10位は変わらず。3番手の常山幹太は19位、4番手の坂井一将は二つ順位を上げて31位となった。
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【女子シングルス】
日本勢2番手の奥原希望(写真)は、韓国OP優勝の9200ポイントを加え、8位から7位に浮上した。3番手以降、髙橋沙也加(13位)、大堀彩(15位)、佐藤冴香(17位)、三谷美菜津(21位)の順位は変わらず。7番手の川上紗恵奈が3ランクアップの35位となった。
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【男子ダブルス】
韓国OPにはエントリーしなかったギデオン/スカムルヨ(インドネシア)だが、10万2683ポイントと10万超えで首位を独走。2位の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)、3位の張楠(ツァン・ナム)/劉成(リュウ・チェン)の中国ペアを大きく引き離している。
日本勢1番手は4位の園田啓悟/嘉村健士。2番手は9位の井上拓斗/金子祐樹だが、3番手の遠藤大由/渡辺勇大が韓国OP優勝のポイントを加え、3ランクアップの10位に浮上。井上/金子との差を1224ポイントと詰めてきた。なお、トップ10内に日本の男子ダブルスが3ペアが入ったのは初となる。
トップ10に入った3ペアを追う4番手の保木卓朗/小林優吾は、韓国OP準優勝のポイントを加え、前週の29位から8ランクアップの21位と大きく順位を上げている。
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【女子ダブルス】
福島由紀/廣田彩花、髙橋礼華(写真右)/松友美佐紀のワンツーは変わらず。髙橋/松友は前週の韓国OP、前々週の中国OPと2連勝しており、韓国OP準優勝の福島/廣田との差を3616ポイントと少し詰めた。
3番手以降は、松本麻佑/永原和可那(5位)、米元小春/田中志穂(6位)の北都銀行ペアが並ぶ。5番手につける櫻本絢子/髙畑祐紀子も10位を守り、韓国OPで久々のベスト4に入った福万尚子/與猶くるみが、2ランクアップの15位に浮上した。
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【混合ダブルス】
世界ランク1位の鄭思維(ツァン・シーウェイ/写真右端)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が10万1000ポイントと、こちらも10万超えで首位を独走する。同じ中国の王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)が2位、ベテランのアーマド/ナトシール(インドネシア)が3位で追う。4位は鄧俊文/謝影雪(香港)、5位は順位を一つ上げたクリスチャンセン/ペデルセン(デンマーク)と続き、6位は韓国OP準優勝の張楠(写真左端)/李茵暉(リ・インフイ)が入った。
日本勢は、東アジア3連戦で安定した成績を収めた渡辺勇大/東野有紗が二つ順位を上げ、自己最高位となる8位。シード圏内に食い込んできた。2番手以降は、男女ダブルスと兼ねて出場している小林優吾/松友美佐紀(48位)、同じく保木卓朗/米元小春が3ランクアップの52位。保木/米元は、ミックス専任のB代表・権藤公平/栗原文音(53位)を、わずか150ポイント上回った。
また、松友は金子祐樹とのペアでも9月の3大会に出場しており、40ランクアップの113位まで順位を上げている。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO