9月20日に開催されたBWFワールドツアーの中国OP(常州・Super1000)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
混合ダブルス1回戦では、世界ランク9位のインドネシアペアを下した渡辺勇大/東野有紗(写真右)。2回戦は2016年リオ五輪金メダル、17年世界選手権優勝のアーマド/ナトシール(インドネシア)との対戦となったが、ファイナル勝負にもつれた戦いを21-12で制しベスト8入り。経験豊富な強豪ペアから白星をつかみとった。
4組が勝ち残っている女子ダブルスは、福島由紀/廣田彩花、松本麻佑/永原和可那がそれぞれ2−0で勝利をつかみ、準々決勝に進出した。米元小春/田中志穂は中国の若手ペアに、髙橋礼華/松友美佐紀はインドネシアのハリス/プラディプタにファイナル勝負を演じたが、どちらも最後は相手を押し切って白星をつかみ、ベスト8入りを決めている。
男子シングルスは、桃田賢斗と西本拳太の日本人対決に。ここで勝利を収めたのはジャパンOP優勝の桃田。西本を9本、9本で完封して準々決勝に駒を進めている。女子シングルスは奥原希望(写真)がタイ選手に第2ゲーム20オールとされたが、ここから2連取して勝利。ジャパンOP準優勝からの好調をキープし、ベスト8入りを果たした。また、山口茜と大堀彩の勝負は、山口がファイナル勝負21-17で制して、こちらも準々決勝へと勝ち進んでいる。
日本勢の2回戦の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−9、21−9〕0●西本拳太30分
▼準々決勝
桃田賢斗 − スリカンス・キダムビ(インド)
伍家朗(香港) − 石宇奇(中国)
諶龍(中国) − アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)
孫完虎(韓国) − 周天成(台湾)
【女子シングルス】
奥原希望②〔21−9、22−20〕0●ポンパウィ・チョチュオン(タイ)42分
髙橋沙也加●1〔16−21、21−14、9−21〕②キャロリーナ・マリーン(スペイン)54分
山口 茜②〔18−21、21−14、21−17〕1●大堀 彩57分
▼準々決勝
奥原希望 − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
山口茜 − 何冰嬌(中国)
陳雨菲(中国) − プサルラ・V.シンドゥ(インド)
高昉潔(中国) − キャロリーナ・マリーン(スペイン)
【女子ダブルス】
福島由紀/廣田彩花②〔21−7、21−12〕0●董文静/馮雪穎(中国)31分
米元小春/田中志穂②〔22−20、15−21、21−14〕1●曹彤威/鄭雨(中国)68分
松本麻佑/永原和可那②〔21−14、21−19〕0●金昭英/孔熙容(韓国)34分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔19−21、21−13、21−13〕1●ハリス/プラディプタ(インドネシア)64分
▼準々決勝
福島由紀/廣田彩花 − 松本麻佑/永原和可那
米元小春/田中志穂 − ポリイ/ラハユ(インドネシア)
髙橋礼華/松友美佐紀 − フォウガード/トゥーグセン(デンマーク)
陳清晨/賈一凡(中国) − G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗②〔21−12、14−21、21−12〕1●アーマド/ナトシール(インドネシア)52分
▼準々決勝
渡辺勇大/東野有紗 − 張楠/李茵暉(中国)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − デチャポル/サプシリー(タイ)
鄧俊文/謝影雪(香港) − カランダスワルディ/スサント(インドネシア)
王懿律/黄東萍(中国) − クリスチャンセン/ペデルセン(デンマーク)
【男子ダブルス】
陳宏麟/王齊麟(台湾) − 譚強/何濟庭(中国)
李俊慧/劉雨辰(中国) − アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) − カランダスワルディ/プラタマ(インドネシア)
王懿律/黄凱祥(中国) − 周昊東/韓呈愷(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO