【全日本ジュニア】高校1年の郡司がV達成!ダブルスは鈴木&大澤が頂点に!<女子・ジュニアの部>

9月15日に開幕した全日本ジュニア選手権(長野・真島総合スポーツアリーナほか)は、17日に各種目の準決勝・決勝が行なわれた。ここでは、高校2年生以下が参加する「ジュニアの部」女子のダイジェストをお伝えする。

【女子シングルス】

全日本ジュニア2018
全試合ストレート勝ちで優勝を果たした郡司莉子(熊本)

女子シングルスは、1年生ながらインターハイのシングルスで3位に入るなど、今年の夏を沸かせた郡司莉子(熊本)が頂点へ駆け上がった。郡司は、準決勝で宮﨑淳美(埼玉)を12本、13本で退けると、決勝は髙橋美優(青森)との1年生対決に。ダブルスでも決勝進出を果たして疲れの見える髙橋に対し、郡司は相手の得意な上からのショットを警戒しつつ、しっかりとレシーブして自分のペースへと持っていく。そして、第1ゲームを12本で奪うと、第2ゲームは髙橋を15本に抑えて優勝を決めた。

<優勝コメント>

全日本ジュニア2018郡司莉子(八代白百合学園・熊本)

「今大会は優勝をめざして一戦一戦やりました。優勝する自信は…(苦笑)。できるところまで頑張ろうと思って。決勝は前半から自分が打った球がいいコースにいったりして、攻めていけたことがよかったです。来年の高校選抜では向かってこられると思いますが、それをはねのけられるようにしていきたいです」

◆女子シングルス・結果(17日)

▼準決勝
郡司莉子(八代白百合学園・熊本) 2-0 宮﨑淳美(埼玉栄・埼玉)
髙橋美優(青森山田・青森) 2-0 栗原あかり(西武台千葉・千葉)
▼決勝
郡司莉子②〔21−12、21−15〕0●髙橋美優

【女子ダブルス】

全日本ジュニア2018
優勝候補の鈴木陽向(左)/大澤佳歩(埼玉)が第1シードから頂点に

インターハイ準優勝の鈴木陽向/大澤佳歩(埼玉)が、前評判通りの力を発揮した女子ダブルス。鈴木/大澤は、準決勝こそ栗原あかり/杉山未来(千葉)に得意の攻撃をかわされて苦しんだが、ここをファイナル17本で乗りきる。すると、決勝の大竹望月/髙橋美優(青森)戦は、第1・2ゲームともに中盤までは競った展開となったが、最後はしっかりと攻め抜いて勝利。2ゲームともに16本に抑えて悲願の頂点に立った。

<優勝コメント>

全日本ジュニア2018

鈴木陽向(左)/大澤佳步(埼玉栄・埼玉)

鈴木「インターハイの決勝では、同校の先輩に結構な差で負けて悔しい思いをしました。今大会は、自分たちから向かっていけるようにできたことが優勝につながったと思います。今後はどんなプレーヤーにも対応できるようなダブルスを作っていきたいです」

大澤「インターハイで2位になったので、周りはみんな向かってくる。それに対して、自分たちが引かないようにして優勝できたことはよかったです。決勝は2人でなるべく上げないようにして、自分たちが攻めきれたことが勝因になったと思います」

◆女子ダブルス・結果(17日)

▼準決勝
鈴木陽向/大澤佳歩(埼玉栄・埼玉) 2-1 栗原あかり/杉山未来(西武台千葉・千葉)
大竹望月/髙橋美優(青森山田・青森) 2-0 内山智尋/廣上瑠依(ふたば未来学園・福島)
▼決勝
鈴木陽向/大澤佳歩②〔21−16、21−16〕0●大竹望月/髙橋美優

取材・文/吉井信行
写真/井出秀人

投稿日:2018/09/18
■関連キーワード

            

人気記事ランキング

閉じる