9月14日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)は、4日目に各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、女子ダブルスの福島由紀/廣田彩花、女子シングルスの山口茜、大堀彩のコメントを紹介しよう。
<ダイジェスト>
<選手コメント>
福島由紀(左)/廣田彩花
(岐阜トリッキーパンダース)
結果:ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)に2−0で勝利し、準決勝進出
福島「今日対戦したペアにはタイOPで負けていたので、リベンジという気持ちで臨みました。長いラリーもあったのですが、そこでポイントが取れたし、後半は相手の疲れも見えたので、我慢勝負で勝ったのがうれしいです。
タイOPのときは、自分たちが守りに入ってしまう形が多く、相手を勢いづかせてしまった。今日はそうさせないことはもちろん、シャトルがあまり飛ばないので、しっかり我慢できれば自分たちのほうが有利だと思って試合に入りました。明日も2人らしく、今日みたいな長いラリーになっても、しっかり我慢しながらプレーしたいと思います」
廣田「昨日、初めてこの体育館で試合をしてみて、長いラリーになるのを想定していました。今日もしっかり長いラリーを我慢して、いい勝ち方ができたと思います。2ゲーム目の前半は少しリードを許したのですが、そこまであまりラリーがなかったので、そこからしっかりラリーすることを意識して、自分たちで攻めていこうと話して臨みました」
山口 茜(再春館製薬所)
結果:陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)に1−2で敗れ、準々決勝敗退
山口「シャトルが飛ばないので、相手の決定打のほうが上回るとは思っていました。それをいかに打たせないか、ラリーでどれだけ我慢できるか、というのがカギになると思って試合に入りましたが、(自分の球が)しっかり奥まで飛んでいないことが多く、後手後手になったと思います。
1ゲーム目から自分のスピードが上がらず、第2ゲームを取ったものの、自分が乗ってスピードが上がったというよりは、無理にスピードを上げていった感じでした。そのぶん、いつもより体力の消耗が激しかったと思います。
日本(での試合)じゃなかったら、2ゲーム目で終わっていたかなという感じはありました。でも、すごく応援してもらっていることも肌で感じていたので、簡単にはあきらめてはいけないと。ファイナルゲーム7−4とリードしていたので、もうちょっと頑張れたかなという気持ちも多少ありますが、今日に関しては、やれることはやったと思います」
大堀彩(トナミ運輸)
結果:高昉潔(ガオ・ファンジェ/中国)に2−0で勝利し、準決勝進出
大堀「今日は、前半から飛ばしていけました。前半にリードされてしまうと、あとから簡単に追いつけるようなレベルの相手ではないと思ったので、前半に集中するということを考えてコートに入りました。
2ゲーム目に入るときも、ゼロから気持ちを引き締めて“前半のスピード勝負”といい聞かせてプレーしました。今大会は1回戦からベストコンディションでプレーできているのが大きい。次も自分らしいプレーをするということが大事だと思うので、いま、自分ができる100パーセントのプレーをめざしたいと思います」
取材・構成/田辺由紀子
写真/菅原 淳