BWFワールドツアー「ダイハツ・ヨネックスジャパンOP」(Super750)の開幕前日記者会見が、9月10日(月)に都内で行なわれた。会見には日本代表の桃田賢斗、高橋礼華、松友美佐紀の3選手が出席。海外選手はビクター・アクセルセン(デンマーク)、キャロリーナ・マリーン(スペイン)、ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)ら世界のトップランカーが登場し、日本で開催される国際ビッグトーナメントへの意気込みを語った。ここでは海外選手のコメント紹介しよう。
ビクター・アクセルセン
「今年のジャパンOPも、例年通り、楽しみにしています。とくに日本は、私たちのスポンサーであるヨネックスの本社があるので、特別な思い入れもあります。明日から1試合ずつ戦っていくことを楽しみにしています。
会場では、少ししか練習はできていないが全体的によい感覚だと思いました。風も強くなくてプレーしやすい。シャトルも見やすかったですし、よい会場だと思いました。ここでプレーする機会をどんどん増やして、2年後も同じコートに立ちたいです。
(桃田から「尊敬している選手」といわれて)褒めていただいて、アリガトウゴザイマス(笑)。しかし、このまま、桃田選手に対する連敗が続くと、ライバルとはいわれなくなってしまうので、次に対戦するときは勝ちたいと思っています。
私も桃田選手を尊敬していますし、再びコートに戻ってきてくれて、また対戦できることはうれしく思います。彼は最近の大会でも調子がいいですし、この大会でもいい試合を見せてくれると期待しています。
(男子シングルスをけん引する立場について)バドミントンは新たな次元に向かって勢いよく成長している競技です。とくに男子シングルスは、新しい時代に差し掛かっていると思います。大会に臨むにあたって、とくに意識しているテーマはありませんが、1試合を大切にして、勝つことが大事です。願わくば、決勝戦を自分のショットで決めて終えたいと思います」
キャロリーナ・マリーン
「今回も日本のコートに立てることを特別に思います。ベストを尽くしてよい成績を残したいです。
コートでは、少ししか練習できていませんが、2020年の五輪会場で、何回かプレーできる機会があるのは、ラッキーだと思います。リオ五輪のときは(本番の会場で事前にプレーすることは)できなかったので、恵まれていると感じます。
今大会で取り組むテーマはとくに掲げていませんが、今年は大会の数が非常に多いですし、今回も強い選手ばかりが出場するので、なるべくよい状態で臨み、よい試合を展開したいです」
マルクス・フェルナンド・ギデオン
「また日本に来ることができてうれしいです。プレーするのが待ち切れません。昨年取ったタイトルを(連覇して)守りたいと思っています。
コートの感触は、非常によかったです。風の影響がなく、よい体育館だと感じました。今年(東京五輪の会場となる)ここでよい結果を出すことができれば、自信になりますし、それが2020年につながればいいと思います。
大会では、一つひとつの点、試合を積み重ねていくことにこだわっていきたいと思います」
ケビン・サンジャヤ・スカムルヨ
「自分の最良のプレーを、日本で見せたいと思っています。日本でプレーするのはいつも楽しみ。今日、少しだけ体育館でプレーをしましたが、いいコートだと感じました。五輪の(本番)前に、このような素晴らしい体育館でプレーできるのはうれしいです。
大会において最も大事なことは、集中して臨むことです。正直にいって、この大会に向けては(連戦が続いており)十分な準備をできていない部分もあるので、今の状況で最善のプレーをすることに集中したいと思っています」
取材・構成/平野貴也
写真/菅原 淳