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【アジア大会】世界王者の桃田賢斗が快勝!山口茜も順当勝ち<個人1・2回戦‐2>

4年に一度開催されるアジアのビッグイベント「第18回アジア大会」のバドミントン競技は24日、個人戦の1・2回戦が行なわれた。ここでは、1回戦を戦った女子シングルスの山口茜と、男子シングルスの2回戦に登場した桃田賢斗、西本拳太の結果をお伝えしよう。

【女子シングルス】

団体戦の優勝から中1日で迎えた個人戦。山口茜(写真)は団体戦では3連敗を喫していただけに、初戦がこれまでの流れを断ち切る勝利となるか注目が集まった。その第1ゲーム、格下のアフガニスタン選手を相手にラブゲームで先制。第2ゲームも失ったのは3点のみで、わずか17分で決着をつけた。

山口「(ラブゲームは初めてか、の問いに)いえ、過去にもあります。卓球はラブゲームにせずに相手に1点をあげるマナーのようなものがあり、自分もそうしようと考えていました。でも、1ゲーム目の最後のサービスをアウトにしようと思ったら、風で戻って入ってしまい…。実力差はありましたけど、団体戦とは違う環境(観客の応援など)のなかで試合できたのはよかったです。(個人戦に)気持ちが切り替わったか、自分でもよくわかりません。でも、先輩方のおかげで優勝できたので、一人で引きずっていても何も始まらない。個人戦は勝ち負けではなく、自分ができることを精一杯取り組んでいければいいかなと思っています」

▼1回戦
山口茜②〔21−0、21−3〕0●Saraj LIDAA(アフガニスタン)17分
▼2回戦
山口茜 - Nangsal TAMANG(ネパール)

【男子シングルス】

世界選手権で日本史上初となる男子シングルス優勝を果たした桃田賢斗(写真)が、初戦となった2回戦を快勝して3回戦進出を決めた。「今日はシャトルをコントロールしようと思った」とテーマを持ってコートに入ると、第1ゲームはわずか9本に抑えて先制。第2ゲームは「風が強くてミスが多かった」と振り返ったが、スコアは21-10と、格下のネパール選手を圧倒。危なげない戦いぶりで3回戦に駒を進めた。
西本拳太も2回戦が初戦。モンゴルの選手を相手に第1ゲームを11本で奪うと、第2ゲームも試合を優位に進めて6本で快勝した。

桃田「今日はシャトルをコントロールしようと思って試合に入りました。7月のインドネシアOPはずっと1コートで、団体戦もずっと1コートだったので、4コートの戦い方がわからず少し戸惑いました。明日はインドネシアの選手が相手なので、1コートになる。団体戦で戦った相手。そのときは少し消極的になってネットを越えないショットもあったので、明日はしっかり強気で、足を入れて一球一球押していけるようにプレーしたいと思います」

西本「今日は『まずはちゃんと勝てるように』という気持ちでした。初めて戦うコートで風の感じもこれまでと違ったのですが、しっかり勝ててよかったです。団体戦で気を張り詰めてやっていたぶん、個人戦に気持ちを切り替えるのはみんな大変だと思う。でも、個人戦に出られることも光栄なことなので、一つでも多く試合できるように頑張りたいです」

西本拳太

▼2回戦
桃田賢斗②〔21−9、21−10〕0●Bikash SHRESTHA(ネパール)25分
西本拳太②〔21−11、21−6〕0●Khuvituguldur BYAMBAJAV(モンゴル)25分
▼3回戦
桃田賢斗 - アンソニー・シンスカ・ギンティン(インドネシア)
西本拳太 - Hussein Zayan SHAHEED(モルディブ)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳

 

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